(４週間後)

あおい『ボクが復帰してからそろそろ一ヶ月だね』
はるか『うん・・・』
あおい『そろそろケガにも気を付けなきゃね』
はるか『うん・・・』
あおい『今の所はこれといった問題も無いし、このまま秋の大会に』
はるか『うん・・・』
あおい『でもこういう時って・・・』

(勢いよくドアが開く)

？？『入るわよ！！』
あおい『ほら来た！！』
？？『・・・何よ、その《お約束の展開だ～》みたいなリアクションは？』
はるか『えっと・・・』
？？『ソフト部の高木幸子(たかぎさちこ)よ。一体何がどうなってんのよ？全く・・・』
あおい『何が、って里由？』
幸子『それ以外に何があるのよ？あっちこっちの部からレギュラークラスばっか引き抜いて』
はるか『・・・』
幸子『今はアタシと彩乃が何とかなだめているけど、いつ爆発してもおかしくない状況よ』
はるか『生徒会の倉橋彩乃(くらはしあやの)さんにまで・・・』
あおい『ゴメン・・・』

幸子『よし、決めたわ』
あおい『決めたって、何を？』
幸子『アタシも野球部に入る！』
はるか『えっ！？』
あおい『大丈夫なの？』
幸子『とりあえず兼部という形にはなるけど』
あおい『ポジションは？あ、決してエースとかそういうのじゃなくて・・・』
幸子『心配は無用よ。こっちではキャッチャーメインでやるつもりだから。ミーナの練習にも付き合ってたし』
はるか『そういえば・・・』
あおい『じゃあ早速ボクの球、受けてもらおうかな』
幸子『ＯＫ！』
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