21~24

ユリ『痛い・・・』
なつき『虹は見えたか?』
ユリ『グスン・・・星なら』

なつき『で、このはしたないモブ娘のSRイベントはどんなのを考えているんだ?』
ユリ『うう・・・そうですね、学校内ではなく街中で知らない女の子に声を掛けられる主人公。それが奈々ちゃんだったのです!と、いうのはいかがでしょう?』
なつき『知らないって、部活中にずっと会ってるだろう?』
ユリ『練習中はモブ女子なんですけど、プライベートで出かける時は別人みたいになるという設定です。目元もモブではなく、他のイベキャラみたいにパッチリしてます』
なつき『メイクしてる設定か?少し苦しいけど』
ユリ『大丈夫ですよ。店長だって・・・』
なつき『アレは真似しちゃアカンやつだ』
ユリ『あはは・・・』

なつき『で、出会ってどうするんだ』
ユリ『選択肢によって、色々な展開を用意していきたいと思います。喫茶店でお茶したり、バッティングセンターに行ったり、後は話の流れで1打席対決とか面白いかもしれませんね』
なつき『普段着で目元パッチリの状態でか?』
ユリ『パワター、つまりにキャラの3Dモデリングが必要ですね。先程のエプロン志藤玲美さんもですが、自分で作ったキャラに使う事もできます』
なつき『[エプロン]志藤玲美、[普段着]石端奈々・・・みたいに表記されるのか』

ユリ『もちろん、奈々ちゃんならではの《はしたない》イベントもありますよ?』
なつき『再び着替えを覗くとか?』
ユリ『それも良いですけど、デパートで奈々ちゃんの服選びに付き合う事になった主人公。試着を待っていると、そこに聞き覚えのある声が・・・』
なつき『まさか・・・北雪メインヒロインの4人か?』
ユリ『御名答です。ヤバい!と思ったのは主人公だけではなく、試着中の奈々ちゃんも同じです』
なつき『こんな所見られたら、全員に爆弾が付きそうだな』
ユリ『咄嗟の判断で、主人公を試着室に引きずり込む奈々ちゃん。テキストにしてみたのでご覧下さい』



パワプロ『・・・!そ、その格好』
奈々『み、見ないで!目を瞑ってて!!』
パワプロ『わ、分かった!』

八尺『ありゃ?』
美園『どうしました?』
八尺『今、キャップの声が聞こえたような・・・それともう一人、誰だったかなぁ?』
小嵐『ウソ!?どこどこ?』
明星『そんな訳無いでしょう。ここ、フロア全体が婦人服売場よ』
八尺『それもそうだな。よし、何か食おうぜ!』
小嵐『さんせーい!』

奈々『もう大丈夫みたい。・・・って、目を開けちゃダメ!』
パワプロ『ゴ、ゴメン!でも・・・』
奈々『目を瞑ったまま、カーテンの外に出て』
パワプロ『わ、分かった』



ユリ『と、そんな感じで主人公の弾道が上がってイベント終了です』
なつき『これ、他の高校だった場合どうなるんだ?』
ユリ『うーん・・・とりあえずモブ女子4人で良いんじゃないでしょうか。奈々ちゃんと同じクラスという設定で』
なつき『完全にギャルゲーだな』
ユリ『かなり前の作品だったと思うんですけど、1周目は単なる背景キャラの女の子だったのが2周目以降に条件次第で攻略できるというのがあったらしいんです』
なつき『仕掛けとしては面白いな』
ユリ『名前も毎回ランダムで変わったかな、と記憶してます』
11 / 14
25/83ページ