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ユリ『いかがでしたか?』
なつき『主人公のダメさ加減が伝わってくるな』
ユリ『実際にオモチャ扱いされてますからね・・・』

なつき『この後はどうなるんだ?』
ユリ『他のキャラみたいにタッグを組んで練習するのも良いかもしれませんけど、元がモブなのであえてサポートに徹するのもアリかなと』
なつき『例えば?』
ユリ『一緒に練習すると、状況に応じたサポートをしてくれるとかどうでしょう?北雪高校独自のシステムとして《ときめきタッグ》っていうのがあるんですけど、やる気を絶好調にしないと発動しないんです』
なつき『やる気を上げてくれるのか』
ユリ『確実に上げてくれるのはもちろん、経験点や特殊能力のコツも一緒に得られると良いかもしれませんね』
なつき『なるほどな』

ユリ『それともう一つ、北雪高校のメインヒロイン4人には《ときめき度》なるパラメータが存在します』
なつき『ひたすら上げていけば良いのか』
ユリ『基本的にはそうなんですけど、良い事ばかりではありません』
なつき『ほう』
ユリ『《ときめき度》を上げていくと、ランダムで爆弾が付いてしまいます。そしてそのうちに火が点いて・・・』
なつき『爆発するのか』
ユリ『はい。当の本人だけではなく、他の関係者の評価もガクッと下がります。時期によっては取り返しのつかない事になります』
なつき『どっかで聞いたシステムだな』
ユリ『メーカー同じですからね』

なつき『つまり、その爆弾とやらを処理してくれる訳か』
ユリ『これも実は一長一短だったりするんですよね。爆弾あった方がときめきタッグの効果は上がりますし』
なつき『安全策を取るか、それともリスク覚悟で打ってでるか・・・という事だな』
ユリ『ときめきコマンドの《悩み相談》で1週消費しますけど確実に処理できますからね。複数同時に処理できたり、爆発までの猶予を2、3週付けたりとか面白いかもしれませんね』
なつき『前者はともかく、後者は連続で付与できたら凄い事になりそうだな』

ユリ『もう一つ付け加えるとしたら、やはり井戸端会議ですかね』
なつき『二股以上だと評価減るんだっけ?』
ユリ『そうなんです。一般的に見て女の敵なんですけど、どうしても北雪高校の場合は複数の彼女候補をセットする事が多くなりますからね』
なつき『エピローグの経験点を考えると避けて通れない訳か』
ユリ『彼女候補で井戸端会議回避能力のある娘が、現時点で3人ほどいますね』
なつき『彼女候補ではないのは初か』
ユリ『他の方は会議に乱入して黙らせたり謎の力で会議を無かった事にしますが、奈々ちゃんはモブである事を利用し自ら会議に参加し話をはぐらかします』
なつき『万事解決か』
ユリ『奈々ちゃんの評価だけが下がってイベント終了ですね』
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