16~20

ユリ『・・・例によって痛い』
なつき『ったく・・・』
ユリ『・・・グスン』
なつき『もう少し普通なのは無いのか?』

ユリ『普通なの・・・では《アルバイト》はどうでしょう?』
なつき『アルバイト?』
ユリ『はい。幾つかのプランから選択します。まずは《知り合いの店でバイト》。部員数人を引き連れ、行き付けの店でアルバイトします』
なつき『そこの店長がオカマっぽいのは仕様か』
ユリ『気に入られるかもしれませんね』
なつき『余計に体力減りそうだな』
ユリ『日数に応じて戦績ポイントが貰えますので、器材やアイテムを購入できます』
なつき『監督のやる事じゃないだろ・・・』

ユリ『続いては《近隣の強豪校のグランド整備》』
なつき『・・・自分の所じゃないのか』
ユリ『はい。なので、体力に加えてテンションまで下がってしまいます』
なつき『まあ、そうなるわな』
ユリ『ただし、バイト代(戦績ポイント)に加えてアイテムも貰えます』
なつき『何だかなぁ・・・』

ユリ『でもって最後は《グッズ製作》。ランダムで幾つか出てきますので、その中から選択する事になります』
なつき『例えば?』
ユリ『定番なのはレプリカユニやレプリカキャップですね。ただ、野球部のランクが低いと在庫だらけになって逆に戦績ポイントが減ってしまいます・・・』
なつき『高校の野球部じゃなくて、独立リーグみたいだな』
ユリ『なので初期は《マネージャーの生写真》辺りが無難かもしれませんね』
なつき『やめときなさい』
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