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ユリ『お楽しみいただけたでしょうか?《レンレン★カフェ》残念ながら、そろそろお別れの時間になってしまいました・・・』
なつき『安心の酷さだったな』

ユリ『そして次回は、素敵なゲストの方をお招きする予定です』
なつき『どうせロクなのが来ないんだろ?』
ユリ『・・・それでは、お待ちかねの視聴者プレゼントです』

なつき『おい、スルーすんな。・・・つーか何だ、その写真は?』
ユリ『先生の水着姿の写真に決まってるじゃないですか。よ~く撮れてますね~』
なつき『・・・合宿の時のか』
ユリ『はい、今回はこの大胆な水着写真を抽選で』
なつき『却下』
ユリ『酷いっ!』

なつき『・・・どっちがだ。そこに置いてある《ポンコツ工業タオル》で良いだろ』
ユリ『ダメです。第1回の時、応募がほとんど来なかったんです・・・』
なつき『じゃあせめて、応募資格は女性限定にしてくれ・・・』
ユリ『・・・先生、本気で言ってるんですか?どう考えても男性用ですよ、コレ』
なつき『遠回しに用途を言うのは勘弁してくれ・・・』
ユリ『あ、ちなみに合言葉は《☆5つ》です』
なつき『・・・』

ユリ『後ろほとんどヒモだったじゃないですか。前はただでさえアレなのに。みんな歩き方おかしかったですよ?』
なつき『慌てて適当に詰めたのがアレだったんだ・・・』
ユリ『集まったの、先生が一番最後でしたからね』

なつき『・・・オマエはどうなんだ。写真、あげちゃって良いのか?』
ユリ『大丈夫です。自分用に引き延ばした特製品がありますので』
なつき『・・・』

ユリ『楽しい合宿でしたね~』
なつき『・・・つーか、何で合宿場近くのビーチにウチら以外誰もいなかったんだ?』
ユリ『クラゲでも出たんじゃないですか?』
なつき『しかもあの球場、今考えるとよくあんな所確保できたな』
ユリ『モグラでも出たんですよ、きっと』
なつき『・・・』

ユリ『ほ、ほら・・・そろそろお別れの時間ですよ?』
なつき『何か釈然としないが・・・まあ、いいか』
ユリ『それでは次回、また《レンレン★カフェ》でお会いしましょう!お相手は私、三国由利と・・・』
なつき『藤乃なつきでしたー』
ユリ『さようならー』
なつき『またなー』
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