16~20

なつき『で、これが栄冠ナインの画面か。マネージャーが寝ているな』
ユリ『無防備な姿がたまりませんねー・・・。よーし、今すぐ人気の無い所へ連れ込んで』
なつき『マネージャー逃げろー・・・あ、起きた』
ユリ『しばらく操作しないと、寝てしまうみたいです。まるで先生・・・アタッ!』

なつき『・・・ほっとけ』
ユリ『うう・・・テンションと練習効率ダウンです』
なつき『練習効率はともかく、テンションはもう少し下げてくれ』
ユリ『酷い・・・とりあえず画面を見てみましょう』

なつき『部員達が練習してるな。左上の辺りにいるのがマネージャーで、その横にいるのは・・・私?』
ユリ『はい。ハァハァしながら作りました』
なつき『・・・まあ、似てなくてもないな。下に表示されてるのは練習メニューか?《素振り③》《マシンガンノック⑤》《勉強①》《いやしのひととき②》・・・練習じゃないのもあるな』
ユリ『数字の分だけ日数が進みます。数が大きい程、効果があるみたいです。試しに《素振り③》を選んでみましょう』
なつき『スゴロクみたいな感じか。黄色のマスは・・・《練習効果アップ》?』
ユリ『青が良い事で、赤は悪い事が起きます。白は良い事も悪い事も発生しますが、中には白でしか発生しないイベントもあります』
なつき『最初のページのお下品なネタは、そういう意味だったのか』
ユリ『緑は体力回復でバットとボールのマスは特訓ですね。確率で特殊能力が習得できます』

なつき『マスの上に立っている人は?』
ユリ『その人の職業によって様々な効果が発生します。例えばスカウトだと、評価が上がってプロ入りに近付けます』
なつき『このナースは?』
ユリ『卒業した元マネージャーですね。部員達の体力を回復してくれます。できればこの格好のままで・・・』
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