16~20

リナ『それにしても、夏の大会は惜しかったわね。ベスト4だっけ?』
なつき『ああ。でも最後はコールド負けだったけどな。ユリもこれで引退だ』
リナ『女子リーグ行くんでしょ?』
なつき『みたいだな。遥もそんな事言ってたし。ただ・・・ネットで調べた限りでは、あまり良い出来じゃなかったらしいな』
リナ『女の子だもん、その時々の調子とかあるわよ』

なつき『お、急に女らしい事を言い始めたな。で、彼とはどうなんだ?』
リナ『用事があるから早く出なきゃいけなかったんだけど、朝からあまりにしつこいから関節極めて黙らせてやったわ』
なつき『逆の意味で妻の鏡だな』
リナ『昨夜だって疲れてたんだけど、どうしてもってお願いしてきたから仕方なく・・・って、その話は後で』
なつき『へいへい。で、何か話題無い?』

リナ『話題ねー・・・。この前、例の店で会った時の事でも話す?』
なつき『あの時はビックリしたな』
リナ『二重の意味でね』
なつき『今、考えると結構酷い選択だったよな』
リナ『うーん・・・忘れていく方も忘れていく方じゃない?』
なつき『それもそうだな。ユリ以外全員酔ってて、まともな判断ができる状態じゃなかったし』
リナ『私も結構恥ずかしい事してたわね・・・』
なつき『全くだな』
リナ『ちょ・・・そこは否定しなさいよ!』
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