11~15

ユリ『気のせいかいつもより痛い・・・』
なつき『気のせいだろ。で、ユリ』
ユリ『うう・・・何ですか』
なつき『この完璧超人な《彼女》が2のメインヒロインなんだよな?』
ユリ『はい。人気投票でもダントツの一位でした』
なつき『《一緒に帰って噂とかされると恥ずかしいし・・・》とか言わないだろうな?』
ユリ『言いませんよ・・・多分』

なつき『で、このパーフェクトな《彼女》と付き合い始めて、2に続くのか』
ユリ『いえ、実は・・・』
なつき『実は?』
ユリ『彼女、初代ばきメモでは攻略不可能なんです』
なつき『バグか何か?』
ユリ『結局解らず仕舞いでした。どんなにパラメーターを上げても、全てのデートで完璧な選択肢を選んでもダメみたいで』
なつき『最近のゲームだと、あれだ・・・アップデートとやらで修正されたりしないのか?』
ユリ『それも結局・・・。誤字脱字と他のヒロイン絡みのフラグの修正が一度ずつあったきりでした』

なつき『そして、続編が発売された訳か』
ユリ『はい。普通はゲーム雑誌やインターネットに情報が載ったりするんですけど、公開されたのはこのジャケットと予約特典のクオカードの図柄だけでした』
なつき『以前私の部屋に忘れていったアレか』
ユリ『はい。ええと・・・これですね』
なつき『ショートで茶髪だから《幼なじみ》か』
ユリ『初代の予約特典では《幼なじみ》さんは2つありましたけど、今回はこれ1つだけですね』

なつき『世知辛いな・・・』
ユリ『この2つが初代ばきメモの《幼なじみ》さんの予約特典です』
なつき『水着に、こっちは・・・体操服か』
ユリ『定番ですね。もちろん、水着姿の方が人気だったみたいです』
なつき『男ってそういう生き物だからな。で、こっちが2の特典か』
ユリ『制服姿というのも、これはこれで・・・ジュルリ』
なつき『つーか、見えとるし』
ユリ『パンツ見せて人気回復!といけば良いんですけどね。そうだ、先生も・・・アタッ!』
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