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ユリ『こちらが初代ばきメモ、そして続編のばきメモ2です』
なつき『わざわざ持ってきたのか。初代のジャケットを飾っているのは、活発そうな女の子だな』
ユリ『はい。通称《幼なじみ》さんです。勉強も運動もでき、明るい性格で主人公にも最初から好意的という万人受けしそうなヒロインです』

なつき『なるほど・・・逆に個性が無さそうな感じにも見えるけどな』
ユリ『あ、さすがは先生。実はそうなんです。しかも他の娘達は放置しておくと爆弾が付いて、さらに放置しておくと大変な事になってしまいますが《幼なじみ》さんだけはどんなに酷く扱っても絶対に爆弾が付かない仕様なのです』
なつき『それはそれで少し可哀想だな』
ユリ『人気投票でも6人中3位という微妙な順位でした。何とか続編にも出演を果たしましたが、所謂サブヒロインに降格です』

なつき『なんとまあ・・・。で、こっちの髪の長いのが《ばきメモ2》のヒロインか』
ユリ『はい。一学年上で生徒会長を務める、通称《先輩》もしくは《彼女》です』
なつき『見た目的に勉強はできそうだな。逆に運動はあまり得意じゃなさそうだが』
ユリ『いえいえ、勉強もそうですが運動も完璧です。球技陸上ダンス格闘技何をやっても全国レベル、それでいて性格も良好』
なつき『なんじゃそら・・・』
ユリ『《幼なじみ》さんの成績がオール4だとしたら、こちらの《彼女》さんはオール5!10段階でもおそらく10でしょう』
なつき『私なんて体育以外は、ほとんど中か中の下レベルだったぞ』
ユリ『大丈夫です。先生にはその胸が・・・アダッ!』
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