なつき『ハァ・・・ようやく視界が開けたか』

なつき『って・・・あのバカ、本当にどこ行った？まさか下からスカートを・・・いない』

なつき『服は・・・乱れてないな。おーい、ユリ！出てこーい・・・ん？』
？？『・・・』
なつき『女の子・・・小学生か？ダメだぞ、勝手に入ってきたら。放送されるかどうかは分からんが、一応今は収録中だ』
？？『(ふるふる)』
なつき『そういや生放送(という設定)だったな・・・最早、どうでも良いけど』
？？『・・・』
なつき『そうだ、この辺りで制服を着た女子高生を見かけなかったか？名前はユリ・・・』
？？『(こくこく)』
なつき『お前、まさか・・・ユリか？』
ユリ『うん！』

なつき『何でもありだな・・・とりあえず座ってくれ』
ユリ『失礼します・・・』
なつき『おお、礼儀正しい・・・って、高校生バージョンも外面だけは良かったな』
ユリ『高校生バージョン？』
なつき『いや、何でもない。忘れてくれ』
ユリ『そうそう、さっき知らないお姉ちゃんにお手紙貰ったんだけど読んで良い？』
なつき『頼む』
ユリ『じゃあ読むね。えっと・・・《元の私が恋しくなったら、もう一度スイッチを押して下さい(はーと)》・・・だって？』
なつき『・・・』
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