キャンプイン(栗橋)
目が覚めた。
朝になったようだ。
栗橋『うう・・・』
部屋を見てみる。
あちこちにビールの空き缶や菓子の袋、ピザのカートンが散乱している。
あのまま寝てしまったらしい。
奥居『・・・オイラみたいな・・・大スターを・・・』
奥居が床で寝ていた。
愛はタクシーで帰ったみたいで、メールが来ていた。
『素敵な夜をありがとうございましたっ!』とあったので、即座に消去した。
奥居を足で小突く。
栗橋『起きろー』
奥居『・・・ぅ、ぅぉ・・・あれ、愛ちゃんは?』
栗橋『タクシーで帰ったって』
奥居『そっか・・・あー、頭イテー・・・』
昨日買ってきた烏龍茶を注いでやる。
奥居『悪リィな』
栗橋『5000円』
自分の分も注ぎ、一気に飲む。
多少、気分がスッキリしてきた。
奥居『高いわ!で、昨日の話の続きなんだけどよー』
栗橋『ああ・・・つーか手伝え』
片付けを始めた所で、奥居が話しかけてきた。
奥居『今度オメーが移籍するキャットハンズの本拠地の方で、偶然それっぽいの見たんだよな』
栗橋『妹か?』
奥居『おう。で、それから遠征の度に探してはいるんだけど、あれ以来見つかんなくてなー』
10年以上経っていれば、外見も変わっているだろう。
例外もいるが。
栗橋『機会があったら、聞いてみる』
奥居『頼むぜー』
そして片付けを(ほんの少しだけ)手伝い、奥居も帰っていった。
来年からは、コイツらと会う機会も少し減るだろう。
そう考えると、少しだけ何とも言えない気持ちになった。
6 / 7
朝になったようだ。
栗橋『うう・・・』
部屋を見てみる。
あちこちにビールの空き缶や菓子の袋、ピザのカートンが散乱している。
あのまま寝てしまったらしい。
奥居『・・・オイラみたいな・・・大スターを・・・』
奥居が床で寝ていた。
愛はタクシーで帰ったみたいで、メールが来ていた。
『素敵な夜をありがとうございましたっ!』とあったので、即座に消去した。
奥居を足で小突く。
栗橋『起きろー』
奥居『・・・ぅ、ぅぉ・・・あれ、愛ちゃんは?』
栗橋『タクシーで帰ったって』
奥居『そっか・・・あー、頭イテー・・・』
昨日買ってきた烏龍茶を注いでやる。
奥居『悪リィな』
栗橋『5000円』
自分の分も注ぎ、一気に飲む。
多少、気分がスッキリしてきた。
奥居『高いわ!で、昨日の話の続きなんだけどよー』
栗橋『ああ・・・つーか手伝え』
片付けを始めた所で、奥居が話しかけてきた。
奥居『今度オメーが移籍するキャットハンズの本拠地の方で、偶然それっぽいの見たんだよな』
栗橋『妹か?』
奥居『おう。で、それから遠征の度に探してはいるんだけど、あれ以来見つかんなくてなー』
10年以上経っていれば、外見も変わっているだろう。
例外もいるが。
栗橋『機会があったら、聞いてみる』
奥居『頼むぜー』
そして片付けを(ほんの少しだけ)手伝い、奥居も帰っていった。
来年からは、コイツらと会う機会も少し減るだろう。
そう考えると、少しだけ何とも言えない気持ちになった。
6 / 7