妹たち(澄谷)
沙織『ごめんなさい、悪ノリしちゃいました・・・』
澄谷『い、いや・・・大丈夫』
??『・・・』
あの後・・・間合いを詰めてきた沙織は、ユリが放り出した竹刀に足を引っ掛けてしまう。
咄嗟に抱き留めようとしたオレの顔面に竹刀が直撃し、さらには前のめりに倒れてきた沙織に押し倒される格好となってしまった。
ユリ『いや~・・・竹刀の一撃から間髪入れず抑え込みに移行する、見事な二段攻撃だったねぇ・・・』
沙織『もう!あっち行ってなさい!!』
ユリ『は~い。・・・それにしてもマサキお兄ちゃん』
澄谷『な、何?』
ユリ『ラッキーだったね♪行こっ』
??『う、うん・・・』
少し前にも何処かで聞いたような台詞を言い残し、部屋から出て行った。
それでも部屋から出る前に頭を下げる辺り、沙織の妹達だと感心する。
沙織『全く・・・あの、本当に怪我とかしてないですか?』
澄谷『うん、全然』
沙織『それと・・・その、汗臭くなかったですか?』
澄谷『い、いや・・・そんな事は』
むしろ良い匂いでした、と言いそうになってしまったのを寸前で飲み込んだ。
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澄谷『い、いや・・・大丈夫』
??『・・・』
あの後・・・間合いを詰めてきた沙織は、ユリが放り出した竹刀に足を引っ掛けてしまう。
咄嗟に抱き留めようとしたオレの顔面に竹刀が直撃し、さらには前のめりに倒れてきた沙織に押し倒される格好となってしまった。
ユリ『いや~・・・竹刀の一撃から間髪入れず抑え込みに移行する、見事な二段攻撃だったねぇ・・・』
沙織『もう!あっち行ってなさい!!』
ユリ『は~い。・・・それにしてもマサキお兄ちゃん』
澄谷『な、何?』
ユリ『ラッキーだったね♪行こっ』
??『う、うん・・・』
少し前にも何処かで聞いたような台詞を言い残し、部屋から出て行った。
それでも部屋から出る前に頭を下げる辺り、沙織の妹達だと感心する。
沙織『全く・・・あの、本当に怪我とかしてないですか?』
澄谷『うん、全然』
沙織『それと・・・その、汗臭くなかったですか?』
澄谷『い、いや・・・そんな事は』
むしろ良い匂いでした、と言いそうになってしまったのを寸前で飲み込んだ。
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