マサキとユリ(栗橋)

二次会の誘いも断って、自宅マンションの前まで来た。
さすがにそんな気分にはなれず、とりあえず瀬名さんと連絡先だけ交換して抜け出してきた状況だ。

栗橋『・・・』

周囲を確かめる。
マスコミは、いない。
夕飯を全く用意してなかったのを思い出し、向かいのロー●ンに足を向ける。

そういえば、夕飯以外にもう一つ忘れていた。
オレの住んでいる所が、(群がったマスコミのせいで)完全に特定されている事を。



??『アナタねぇ・・・!』

黒スーツの女が、姿を現した。
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