もう一度逢うその日まで(澄谷)
菊川『・・・』
アイスティーを一口啜り、瞑目している。
以前行ったファーストフード店の上の階にある喫茶店にいた。
澄谷『あの・・・』
菊川『あ、何か食べたかったら遠慮無く注文してよ』
澄谷『い、いえ・・・』
レモンリキッドを入れたアイスティーを一口飲んだ。
一体何を聞かれるのだろうか。
オレは次の言葉を待った。
菊川『本題に入ろうか』
澄谷『はい』
紫色の眼がこちらを見据えてくる。
菊川『キミの同期の、栗橋君について教えてほしい』
澄谷『ワタル・・・ですか』
菊川『そうだ、何でも構わない』
そういえば。
前に誰かが、ワタルと菊川さんが一緒にいるのを見たらしい。
一体彼は何を調べているのだろうか。
心の何処かが警鐘を鳴らす。
この人は・・・危険だ。
特に根拠は無いが、そう感じた。
そして、その直感はオレを何度か救ってきた。
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アイスティーを一口啜り、瞑目している。
以前行ったファーストフード店の上の階にある喫茶店にいた。
澄谷『あの・・・』
菊川『あ、何か食べたかったら遠慮無く注文してよ』
澄谷『い、いえ・・・』
レモンリキッドを入れたアイスティーを一口飲んだ。
一体何を聞かれるのだろうか。
オレは次の言葉を待った。
菊川『本題に入ろうか』
澄谷『はい』
紫色の眼がこちらを見据えてくる。
菊川『キミの同期の、栗橋君について教えてほしい』
澄谷『ワタル・・・ですか』
菊川『そうだ、何でも構わない』
そういえば。
前に誰かが、ワタルと菊川さんが一緒にいるのを見たらしい。
一体彼は何を調べているのだろうか。
心の何処かが警鐘を鳴らす。
この人は・・・危険だ。
特に根拠は無いが、そう感じた。
そして、その直感はオレを何度か救ってきた。
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