もう一度逢うその日まで(澄谷)

『あー、凄い雨だったねー』
沙織『そうですね・・・あ、マサキ君。皆さんも』

部室に向かっている所で沙織と出くわした。
クラスの女子と一緒だ。

マネ『サオリンだ』
瀬名『うーす』
城咲『割りばし?』
沙織『はい。明日調理実習で使う分が足りないみたいで・・・』
『近くのスーパーで買ってきたの。澄谷君、サオリンもう少しだけ借りるわね』

意味深にオレの方を見てくる。

澄谷『い、いや・・・』
沙織『フフ・・・では、後程伺います』
マネ『うん。部室に来てねー』

礼儀正しく頭を下げ、去っていった。
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