夏が終わって(なつき)

天草『本当に・・・すみませんでした』
なつき『い、いや・・・仕方ない』
田崎『うーん・・・』

悪酔いした田崎は、毛布を被ってソファーで就寝中だ。
あの後、私にまで


『あー、何て凶悪なモノ持ってるんですかー!それで何人の男のガンダーキャノンを・・・』

と何処かで聞いたような言葉で絡んできたと思ったら、そのまま突っ伏してしまう。
そしていつぞやの様に、隣のソファーへと移動させた。

みわ『はい、お待たせ・・・あらあら、すっかり寝ちゃたわね』
天草『いやもう・・・ホントすみません』
みわ『構わないわよ。少しでもガス抜きになってくれれば良いの』
ユリ『そうですよ、先生なんて・・・アタッ!』
なつき『私を引き合いに出すな・・・あれ?』

鞄の中の携帯電話が震えている。
遥からのメールだった。
そして、その文面を見た私は・・・



ユリ『先生?』

すぐに、店を飛び出した。
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