夏が終わって(なつき)

田崎『私のせいなんです・・・グスン』
天草『と、とにかく元気出しましょう・・・。あとイルちゃん、大股開きはダメッ』
田崎『どうしてぇ?』
天草『パンツ見えてる』
ユリ『え・・・?じゃなくて、仕事仕事♪』
なつき『・・・』

私達3人はソファー席に移動していた。
いつの間にかエプロンを着用していたユリがグラスを拭いており、オカマ店長は厨房で料理中だ。

田崎『良いじゃん、減る物じゃないしぃ・・・』
天草『ダメです。一人男の方がいます・・・あ、すみません』
田崎『あれは、オ・カ・マ。アンダスタン?』
ユリ『空いたお皿、お下げしておきますね。あと、床に落ちているゴミも拾っておきます』
なつき『・・・』

オカマよりもタチの悪いのが目の前にいるけどな。
そもそもゴミなんて、何処にも落ちていない。

田崎『あ、お代わりお願いしますぅ・・・』
天草『ちょっ・・・その辺にしておいた方が・・・先輩も何か言って下さいよ』
なつき『え?ああ、そうだな・・・男の人を喜ばせて、後で後悔するハメになるぞ』
田崎『良いんです!どうせ皆さん、私のお尻ばっかり撮ってますから。私だってヒスイちゃんほどは無いですけど、それなりにはありますよーだ!!』
なつき『・・・』

何かあったのだろうか。
もしかして、彼女にとってはチームメイトだった萱島の事かもしれない。
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