cyan(菊川)

菊川『で、これからどうするの?』
優亜『この後ですか?もう一度わっちゃんと合流して、どこかで夕飯でも食べようかと・・・』

エスカレーターで下に降りる。
夕飯の時間が近付いているせいか、レストラン街やフードコートからのオススメ情報が引っ切り無しに流れていた。

菊川『そうじゃなくて・・・どうしても嫌なら、他の人を当たるけど?藍美には適当に話しとくし』
優亜『いえ、構いませんよ。ただ・・・』
菊川『内容は必ず報告?』

一番下のフロアまで降りてきた。
色々な店が並ぶ中を歩く。

優亜『お願いします。もちろんこちらでも手は打っておきますので』
菊川『・・・』
優亜『それと尚志君。この事は・・・』
菊川『分かってる。・・・お金、出そうか?』

ケーキ屋の前でリーダーの足が止まった。
ショーケースを見つめている。

優亜『えっと・・・さっきの会話で、イチゴショート美味しそうだなーって・・・』
菊川『・・・』
優亜『わっちゃんと食べたいなーって。い、いえ・・・そんな、悪いですよ~』
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