菊川『ふう・・・』
リナ『お疲れ』

車を降り、一息付いた。
心地良い疲労感が身体を包み込む。
オレ達を降ろした後、車はすぐに走り去ってしまった。

菊川『何というか・・・』
リナ『大変だったねー・・・』

店に戻ってみると、既にオカマ店長が帰ってきていた。
そのオカマ店長に説教していたリナが藤乃なつきに代わって車に乗り、そのまま駅前まで送ってもらった。
終電時刻はとっくに過ぎているが、酔っ払って騒いでいる集団や路上で寝ているサラリーマン風の男性が視界に映る。

菊川『いやー・・・散々だったな』
リナ『でも、楽しかった・・・』

腕を絡めてきた。
そのままタクシー乗り場へと向かう。
夜風が心地良かった。
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