cyan(菊川)
舞佳『チックショー!重いー!!』
リナがドアを開けて周囲を確認し、首を横に振る。
まだ到着してないようだ。
オレと藤乃なつき、店員のユリは伊勢崎をすぐに運び出せるよう待機している。
そして湯野上はというと、妹の背中で気持ち良さそうに寝息を立てていた。
ユリ『あの・・・本当にすみませんでした』
舞佳『ああ、大丈夫です。悪いのはこのバカなんで。・・・でもマジで重い!このまま地面に投げ捨ててやろうかな?』
リナ『ダメよ。受け身も取れない状況じゃ危険過ぎるわ』
舞佳『冗談ですって。でも本当に重い~・・・』
菊川『・・・』
経験者は語る・・・ってか。
最初に喰らった時は、一体何が起きたのか全く分からなかった。
リナ『・・・何?』
菊川『いや、何でもない・・・』
あの後、考えた作戦はこうだ。
タクシーを使う訳にはいかないので、リナの知り合い(実際はユリの知り合いだろう)に車を2台手配してもらう。
1台は湯野上の妹、舞佳が兄を運ぶのに使う。
申し訳無いが、舞佳一人で兄を運んでもらう事となった。
リナ『来たわよ、舞佳ちゃん先に乗って』
舞佳『・・・は、はい!では、お疲れ様でした・・・重い』
そしてもう一台の車に、オレと藤乃なつきが乗る事となった。
とりあえず、キャットハンズのクラブハウス近くに伊勢崎を放置しておく。
その為の要員だ。
菊川『・・・よし、こっちもいくぞ』
ユリ『わ、分かりました!』
なつき『せーの・・・』
案内役としては、リナではなく(元キャットハンズの)藤乃なつきの方が相応しいという考えだ。
作戦というよりは、ほとんどその場凌ぎに近い。
リナ『じゃあ、頼むわね・・・』
菊川『ああ・・・』
後部座席に運び込む。
店に残るのは店員のユリとリナ。
(周囲にSPがいるとはいえ)何かあったときに、ユリ一人だと対処できない恐れがあるからだ。
10 / 13
リナがドアを開けて周囲を確認し、首を横に振る。
まだ到着してないようだ。
オレと藤乃なつき、店員のユリは伊勢崎をすぐに運び出せるよう待機している。
そして湯野上はというと、妹の背中で気持ち良さそうに寝息を立てていた。
ユリ『あの・・・本当にすみませんでした』
舞佳『ああ、大丈夫です。悪いのはこのバカなんで。・・・でもマジで重い!このまま地面に投げ捨ててやろうかな?』
リナ『ダメよ。受け身も取れない状況じゃ危険過ぎるわ』
舞佳『冗談ですって。でも本当に重い~・・・』
菊川『・・・』
経験者は語る・・・ってか。
最初に喰らった時は、一体何が起きたのか全く分からなかった。
リナ『・・・何?』
菊川『いや、何でもない・・・』
あの後、考えた作戦はこうだ。
タクシーを使う訳にはいかないので、リナの知り合い(実際はユリの知り合いだろう)に車を2台手配してもらう。
1台は湯野上の妹、舞佳が兄を運ぶのに使う。
申し訳無いが、舞佳一人で兄を運んでもらう事となった。
リナ『来たわよ、舞佳ちゃん先に乗って』
舞佳『・・・は、はい!では、お疲れ様でした・・・重い』
そしてもう一台の車に、オレと藤乃なつきが乗る事となった。
とりあえず、キャットハンズのクラブハウス近くに伊勢崎を放置しておく。
その為の要員だ。
菊川『・・・よし、こっちもいくぞ』
ユリ『わ、分かりました!』
なつき『せーの・・・』
案内役としては、リナではなく(元キャットハンズの)藤乃なつきの方が相応しいという考えだ。
作戦というよりは、ほとんどその場凌ぎに近い。
リナ『じゃあ、頼むわね・・・』
菊川『ああ・・・』
後部座席に運び込む。
店に残るのは店員のユリとリナ。
(周囲にSPがいるとはいえ)何かあったときに、ユリ一人だと対処できない恐れがあるからだ。
10 / 13