cyan(菊川)
ユリ『お待たせしましたー』
リナ『これとこれ、まとめちゃうわね。尚志、手伝って』
菊川『うん』
舞佳『バカ兄貴ー!』
一つの皿にまとめて、空いた皿を渡す。
舞佳は兄に向かって、氷やおしぼりを投げ付けたりしている。
しかし、起きる様子は無い。
菊川『はい』
ユリ『すみません』
なつき『うう・・・毎度の事ながら飲み過ぎたなー。あれ・・・確か』
リナ『ああ、夫ね。一応』
菊川『・・・どうも。菊川、じゃなくて神代尚志です』
さっきまで寝ていた女性客がこちらに気付いた。
確か、元キャットハンズで今は恋恋高校の野球部で監督をしている藤乃なつきという女だ。
女子リーグの本西遥と会った事はあるが、彼女とは初対面になる。
なつき『あ・・・藤乃なつきです。よろしく』
舞佳『お絵描きターイム♪』
ユリ『そ、それはダメですよー・・・!』
会釈を交わす。
その横では、舞佳が兄の顔に落書きしようとするのを店員のユリが止めていた。
なつき『あー、ちょっと行ってくるわ・・・』
リナ『いってらっしゃい』
みわ『ユリちゃん、こっちお願ーい』
ユリ『あ、はーい・・・って、湯野上さんが危ない!』
舞佳『さあ、捕まえたぞ~。観念しろバカ兄貴~♪』
寝ている兄に馬乗りになって、黒マジックのキャップを外している。
誰もが万事休すかと思った、その時。
なつき『・・・ひいっ!!』
菊川『え・・・?』
尋常では無い叫び声が聞こえた。
トイレの方からだ。
リナ『・・・なつき?』
なつき『ちょ、ちょっと!!』
ユリ『先生?』
店員のユリが一目散にトイレに向かう。
オレとリナ、そして兄を襲おうしていた舞佳も続いた。
舞佳『な、何?どうしたの?』
リナ『何かあったの?・・・って』
菊川『うわ・・・』
藤乃なつきが指差した《それ》を見て、オレ達は言葉を失った。
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リナ『これとこれ、まとめちゃうわね。尚志、手伝って』
菊川『うん』
舞佳『バカ兄貴ー!』
一つの皿にまとめて、空いた皿を渡す。
舞佳は兄に向かって、氷やおしぼりを投げ付けたりしている。
しかし、起きる様子は無い。
菊川『はい』
ユリ『すみません』
なつき『うう・・・毎度の事ながら飲み過ぎたなー。あれ・・・確か』
リナ『ああ、夫ね。一応』
菊川『・・・どうも。菊川、じゃなくて神代尚志です』
さっきまで寝ていた女性客がこちらに気付いた。
確か、元キャットハンズで今は恋恋高校の野球部で監督をしている藤乃なつきという女だ。
女子リーグの本西遥と会った事はあるが、彼女とは初対面になる。
なつき『あ・・・藤乃なつきです。よろしく』
舞佳『お絵描きターイム♪』
ユリ『そ、それはダメですよー・・・!』
会釈を交わす。
その横では、舞佳が兄の顔に落書きしようとするのを店員のユリが止めていた。
なつき『あー、ちょっと行ってくるわ・・・』
リナ『いってらっしゃい』
みわ『ユリちゃん、こっちお願ーい』
ユリ『あ、はーい・・・って、湯野上さんが危ない!』
舞佳『さあ、捕まえたぞ~。観念しろバカ兄貴~♪』
寝ている兄に馬乗りになって、黒マジックのキャップを外している。
誰もが万事休すかと思った、その時。
なつき『・・・ひいっ!!』
菊川『え・・・?』
尋常では無い叫び声が聞こえた。
トイレの方からだ。
リナ『・・・なつき?』
なつき『ちょ、ちょっと!!』
ユリ『先生?』
店員のユリが一目散にトイレに向かう。
オレとリナ、そして兄を襲おうしていた舞佳も続いた。
舞佳『な、何?どうしたの?』
リナ『何かあったの?・・・って』
菊川『うわ・・・』
藤乃なつきが指差した《それ》を見て、オレ達は言葉を失った。
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