cyan(菊川)
自宅マンションに帰ってきた。
今の球団に移った時に契約した物件で、建てられてからまだそれ程経っていない、割と新しいマンションだ。
エントランスの静かな雰囲気が気に入っている。
鍵を差し込み、ドアを開ける。
部屋は、既に明かりが点いていた。
足元を見てみると、見覚えのある女物の靴が置いてあった。
菊川『来てたのか・・・』
??『・・・悪い?』
寝間着姿の女と目が合う。
冷ややかな眼で見返してきた。
整った顔立ちだけに、余計に冷たく感じる。
この女は、神代莉奈(かみしろりな)。
年はオレより3つ下。
一応、オレの妻だ。
リナ『ロクに掃除もできないわけ?』
菊川『・・・』
そういえばここ最近、掃除していなかった。
よく見ると、少し整頓されている。
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今の球団に移った時に契約した物件で、建てられてからまだそれ程経っていない、割と新しいマンションだ。
エントランスの静かな雰囲気が気に入っている。
鍵を差し込み、ドアを開ける。
部屋は、既に明かりが点いていた。
足元を見てみると、見覚えのある女物の靴が置いてあった。
菊川『来てたのか・・・』
??『・・・悪い?』
寝間着姿の女と目が合う。
冷ややかな眼で見返してきた。
整った顔立ちだけに、余計に冷たく感じる。
この女は、神代莉奈(かみしろりな)。
年はオレより3つ下。
一応、オレの妻だ。
リナ『ロクに掃除もできないわけ?』
菊川『・・・』
そういえばここ最近、掃除していなかった。
よく見ると、少し整頓されている。
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