フォーム改造(ヒスイ)

遥『忘れ物は無い?』
翡翠『大丈夫です』

日本語のアナウンスに続いて英語のアナウンスが流れる中、私と遥さんは席を立ちデッキに向かっていった。
座れるには座れたのだが、離ればなれの席になってしまった。

遥『タクシー乗り場・・・あっちね』

駅構内を早足で進んでいく遥さんを慌てて追いかける。
『どうも嫌な予感がする』と電話口で言っていた遥さんと落ち合い、新幹線の自由席でキャットハンズ本拠地近くの駅に来てしまった。

遥『・・・までお願いします』

キャットハンズ練習場ではなく、そのすぐ近くにあったイ●ーヨーカドーを指定した。
タクシーの運転手がナビを操作し、程なくして動き始める。

遥『実はね、例の飲み会の時なんだけど・・・』
翡翠『はい・・・』
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