紀三井寺『ん～・・・でもまあ、近々会いそうな気がするんだよね』
翡翠『その、後輩の方とですか？』
紀三井寺『うん。聞きたい事は山程あるんだけど～・・・まずは、どうしてあの娘と知り合いなのかを』
翡翠『・・・あの、カナさん』
紀三井寺『ん、何？』
翡翠『後ろ・・・』

話に夢中になっているせいか、全く後ろに注意が行っていない。

紀三井寺『後ろ・・・うわわっ！？』
『探しましたよ、カナさん』

《紫》の練習着を来た二人組が、カナさんの両腕を抱える。

『いい加減、ノック代わって下さい』
紀三井寺『ご、ごめーーん！』
翡翠『・・・』

そのまま、連行されていった。

翡翠『練習するかな・・・』
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