アサギ『そーれ、つんつんつん・・・』
ヒスイ『うう・・・』

いつまでこんな事を続けるのだろう。
アサギが楽しそうなのが癪に障る。

『うおおお・・・オレもつんつんしたい・・・』
『オレはむしろ挟んで欲しい・・・！』
ヒスイ『な、何を？』
『何って・・・そりゃあモチロン・・・』
ヒスイ『あ・・・言わなくていいです』
『ダメだ・・・さよならー！』

また一人、また一人と戦線離脱していく。
彼らはこの後・・・いや、考えるのは止そう。

アサギ『バイバーイ！・・・つーか、一体何食ったらこうなるのよ？』
ヒスイ『知らないわよっ・・・！』
『り、離脱するっ・・・しかし歩きにくい・・・』
ヒスイ『・・・』
『ぐおおお・・・ま、まだまだ・・・』

この人数なら普通に戦った方が早いのではないだろうか？
・・・動き、鈍そうだし。

アサギ『このっ、このっ！このっ！！』
ヒスイ『・・・い、痛いっ！！』
アサギ『分けろっ、分けろっ！分けろっ！！』
ヒスイ『無理っ、無理っ！無理っ！！』

涙目で叫ぶ。
これではどっちが敵なのか分からない。

アサギ『分けろぉぉぉーーー！！』
ヒスイ『無理ぃぃぃーーー！！』

絶叫しながら、ふと我に返った。



アサギって、こういう事する娘だっけ？
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