フォーム改造(ヒスイ)
阿畑『そやな・・・何か自分にしか無い武器があればエエとんちゃう?』
翡翠『武器・・・ですか?』
阿畑『そや。例えば、オリジナルの変化球・・・後は、フォームを改造してみるのも手や』
翡翠『はぁ・・・』
今いちピンと来ない。
一旦投球を止め、阿畑さんに批評してもらっている所だ。
阿畑『ともかくもう一度、今のフォームで振りかぶってみ』
翡翠『は、はい・・・』
阿畑『そのまま、もうちょっと反り返るように』
翡翠『えっと・・・こうですか?』
阿畑『そんな感じや。おほー・・・やっぱ胸デカイなー』
翡翠『な・・・!』
慌てて、胸元を隠す。
阿畑『コラ!何、途中で止めとんねん』
翡翠『・・・』
阿畑『いや・・・そんな、セクハラオヤジを見るような目でみんといて』
自覚はあるようだ。
おそらく、今の私はジト目を通り越してギト目になっているだろう。
阿畑『今のは、あくまで例や』
翡翠『・・・』
阿畑『ああすれば、みんなじーっと見るやろ?』
さすがにリーグの試合中ではそういう事は無い。
むしろ、サイン会等イベントの時だ。
私に限った事ではないが。
阿畑『ようは、そういう事なんや』
翡翠『・・・そういう事って、セクハラがですか?』
阿畑『ちゃうわ!大体ワイ、妻と子供おるねん』
翡翠『最近、相手にされてないとか』
阿畑『んな訳あるかい。ワイと茜(あかね)はいつまで経ってもラブラブや~、ってそんな事言わすな!』
少し顔を赤らめている。
茜(あかね)というのが奥さんの名前らしい。
別に興味は無いが。
翡翠『で、どういう事なんです?』
阿畑『ようは、フォームで打者を幻惑するんや』
翡翠『幻惑・・・』
阿畑『そや。球の出所が見え辛いフォーム、思わず胸に目が行ってしまうフォーム・・・』
翡翠『・・・』
阿畑『冗談やから、そんなジト目でみんといて』
どうもさっきから、ジト目率が高い。
別に、そういうキャラで売っているつもりは無いが。
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翡翠『武器・・・ですか?』
阿畑『そや。例えば、オリジナルの変化球・・・後は、フォームを改造してみるのも手や』
翡翠『はぁ・・・』
今いちピンと来ない。
一旦投球を止め、阿畑さんに批評してもらっている所だ。
阿畑『ともかくもう一度、今のフォームで振りかぶってみ』
翡翠『は、はい・・・』
阿畑『そのまま、もうちょっと反り返るように』
翡翠『えっと・・・こうですか?』
阿畑『そんな感じや。おほー・・・やっぱ胸デカイなー』
翡翠『な・・・!』
慌てて、胸元を隠す。
阿畑『コラ!何、途中で止めとんねん』
翡翠『・・・』
阿畑『いや・・・そんな、セクハラオヤジを見るような目でみんといて』
自覚はあるようだ。
おそらく、今の私はジト目を通り越してギト目になっているだろう。
阿畑『今のは、あくまで例や』
翡翠『・・・』
阿畑『ああすれば、みんなじーっと見るやろ?』
さすがにリーグの試合中ではそういう事は無い。
むしろ、サイン会等イベントの時だ。
私に限った事ではないが。
阿畑『ようは、そういう事なんや』
翡翠『・・・そういう事って、セクハラがですか?』
阿畑『ちゃうわ!大体ワイ、妻と子供おるねん』
翡翠『最近、相手にされてないとか』
阿畑『んな訳あるかい。ワイと茜(あかね)はいつまで経ってもラブラブや~、ってそんな事言わすな!』
少し顔を赤らめている。
茜(あかね)というのが奥さんの名前らしい。
別に興味は無いが。
翡翠『で、どういう事なんです?』
阿畑『ようは、フォームで打者を幻惑するんや』
翡翠『幻惑・・・』
阿畑『そや。球の出所が見え辛いフォーム、思わず胸に目が行ってしまうフォーム・・・』
翡翠『・・・』
阿畑『冗談やから、そんなジト目でみんといて』
どうもさっきから、ジト目率が高い。
別に、そういうキャラで売っているつもりは無いが。
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