監督初日(なつき)

なつき『ところで、晴山先生』
晴山『はいはい、何ですかな?』
なつき『その格好、ひょっとして突っ込み待ちですか?』

何を間違えたのか、晴山は赤ジャージにネクタイという恐ろしい格好だった。
脳みそが筋肉でできているというのも、あながち冗談ではないのかもしれない。

晴山『ああ、これですか?三国に聞きませんでした?教育委員会の方達が来るっていうの。だから少しでもオシャレしようと』
ユリ『・・・』

よくも教師になれたものだ。

なつき『・・・金曜日の酔っ払いみたいですよ』
ユリ『えっと・・・とりあえず、清潔にしていれば大丈夫ですよ』

ユリが何とかフォローする。
この格好を見られたら、一巻の終わりだろう。

晴山『いやー、それができないから苦労してるんですよ。実は昨日からお風呂に・・・』
女二人『『シャワー浴びてこーい!!』』
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