雪が積もった日(なつき)
第一、恋恋高校は私立だ。
元々が所謂お嬢様学校という事もあり、学費もどちらかといえば高い部類に入る。
スポーツ推薦の話も聞いた事は無い。
そしてユリは、実家を離れて一人暮らしをしている。
・・・だから、私の部屋にも頻繁に遊びに来る。
困ったものだ。
『キャプテーン、コーヒー持ってきてー』
『オレ、アップルティーね』
ユリ『タバスコ入りで良いなら持ってきてあげるよ?』
『そんなぁ・・・』
『じ、自分で持ってきま~す』
ユリはいつも通りだ。
今度、ユリの妹が見学に来るらしい。楽しみでもあり、怖くもある。
何と言っても、あのユリの妹なのだ。
ユリ『私、レモンティーね。先生は?』
なつき『同じので』
『へ~い・・・』
『少々お待ち下さ~い・・・』
部員達がドリンクバーへ向かっていく。
私は財布の中身を確認した。
ポイントカードやスタンプカード、使う予定の無い割引券等が大量に詰まっていて見苦しい。
ユリも心配だが、自分の経済状況も心配だ。
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元々が所謂お嬢様学校という事もあり、学費もどちらかといえば高い部類に入る。
スポーツ推薦の話も聞いた事は無い。
そしてユリは、実家を離れて一人暮らしをしている。
・・・だから、私の部屋にも頻繁に遊びに来る。
困ったものだ。
『キャプテーン、コーヒー持ってきてー』
『オレ、アップルティーね』
ユリ『タバスコ入りで良いなら持ってきてあげるよ?』
『そんなぁ・・・』
『じ、自分で持ってきま~す』
ユリはいつも通りだ。
今度、ユリの妹が見学に来るらしい。楽しみでもあり、怖くもある。
何と言っても、あのユリの妹なのだ。
ユリ『私、レモンティーね。先生は?』
なつき『同じので』
『へ~い・・・』
『少々お待ち下さ~い・・・』
部員達がドリンクバーへ向かっていく。
私は財布の中身を確認した。
ポイントカードやスタンプカード、使う予定の無い割引券等が大量に詰まっていて見苦しい。
ユリも心配だが、自分の経済状況も心配だ。
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