私は不安に襲われた。
次に出てくる時、ユリはどんな格好なのだろうか。

メイドやアニメのコスプレならまだ良い。
バニーガールや体操着ブルマで出てきたら、(一応)教育者として黙っている訳にはいかない。
下着同然の姿で出てきたら、小脇に抱えてでも連れて帰らなくてはいけない。
そもそも此処はまともな店では無い。オカマが店長なのだ。

ユリ『店長ー。お待たせしましたー』

私が珍しく教育者らしい悩みを抱えていると、ユリの声がした。
急いで声のした方を見る。
ユリは・・・セーラー服の上にエプロンを付けただけだった。

私は胸を撫で下ろした。
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