女教師と怪しい店(栗橋)

みわ『いらっしゃ~い。あら、お出ましね』
『来たわよん★』
『みわちゃん、おっひさ~』

これまで、オレ達しかいなかった店に数人の客がきた。
そして・・・全員、店長と似たような風貌だった。

みわ『いつもので良いかしら?』
『オッケーよ★』
『お願いネン・・・あら?』

オカマ軍団の一人がオレに気付いた。
とりあえず、会釈をした。
ちなみに萱島さんは、トイレに行っている。

『ねえ・・・ワッチじゃない?』
『ワッチって、今年移籍した?』
『あらら、大変大変!みわちゃん、色紙頂戴!!』
みわ『あら、良く見るとイイ男ね~。折角だし、アタシも貰おうかしら』
『あん、ズル~い』
栗橋『・・・』

オカマ店長が何枚かの色紙とマジックを取り出してきた。
差し出された色紙にサインをする。

『ねえ、せっかくだから写真も良いかしら?』
『あ、私も~』
栗橋『わ、分かりました・・・』

オカマ軍団のいるテーブル席のソファーに座る。
何人かが持っていた、デジカメで記念撮影をした。

『ねえ・・・アタシの隣にも来てぇ』
『触っちゃお★』
栗橋『ひっ!?』
みわ『じゃあ、アタシも~』

いつの間にかオカマ軍団(+店長)が近くに来ていた。
・・・いや、これは近過ぎる。
身の危険を感じて逃げ出そうとするも、羽交い締めにされ動けない。
そうこうする内に、オカマ軍団(+店長)の行動がますますエスカレートしてきた。

『ワッチ~』
栗橋『ひいっ!?』
『チュウしちゃお★』
栗橋『そ、それは・・・ぎゃあああぁぁぁ・・・』
みわ『ズル~い。じゃあアタシも・・・』
栗橋『や・・・やめ・・・ひぎゃあああぁぁぁ・・・』

オカマ軍団(+店長)がのしかかってきた。
香水のキッツイ臭いが、モロに鼻を刺激する。
もう、何が何だか分からない。

萱島『あー、スッキリ・・・って先輩?どこですか?先輩?栗橋先輩?って、ああっ・・・大変!先輩がー!!』
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