女教師と怪しい店(栗橋)

栗橋『絶対イヤ』
萱島『どうしてもですか?』
栗橋『イヤ』
萱島『可愛い後輩が、こんなにもお願いしているのにですか?』
栗橋『可愛くないし、イヤ』
萱島『・・・何が何でもですか?』
栗橋『何と言われようと・・・アダダダ!つ、抓るなー!!』

何とか引き離す。
腕には痛々しい跡ができてしまった。

萱島『先輩のケチ』
栗橋『他の人、誘えば良いじゃん・・・あー痛い』

腕をさすりながら答える。
しばらくは跡が残りそうだ。

萱島『前回は景西コーチと行きました』
栗橋『・・・それって、先々週の日曜日?』
萱島『はい』
栗橋『・・・』

学習能力の無い後輩に呆れつつ、オレは初めて『あれ』に行った時の事を思い返してみた。
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