雨に打たれて(マミ)

鬼頭『参った、降参や』
??『はい・・・お疲れ様でした』
荒井『ま、参ったじょー!』
マミ『ほら、こっちも制圧したよー!つーか、お兄さん。どこタップしてるんですか?せめてもう少し上を・・・』
荒井『わ、わざとじゃないじょー・・・』

自分達のしでかした事とはいえ、よく分からない。
インディーズの格闘技団体の、ゲリラ的な路上パフォーマンスか何かだろうか?

鬼頭『最初は俺もそう思っとったわ。サラリーマンの奴らもグルで、いくらかギャラ貰えるならまあエエかなと』
マミ『確かに・・・』
鬼頭『ところが、どうも違ったんや』
マミ『・・・』

嫌な予感しかしない。

『おお、タイツの姉ちゃん達つえーなー』
『オマエ、空手やってたよな?相手してもらえよ』
『よっしゃ。パーンチ!あ、ゴメーン!胸に当たっちゃったー』
『それパンチじゃなくて触ってるだけだから』
『あ、バレた?ナハハハハ・・・な?』
??『こんの・・・変態がぁぁぁ!!』
??『あ・・・』
マミ『うわぁ・・・』
荒井『み、見事な巴投げだじょー!』
??『よりにもよって・・・』
マミ『ゴミ捨て場に・・・』

全くもって、お約束過ぎる展開だ。

鬼頭『ものの見事に、頭から突っ込んどった』
マミ『・・・』
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