キャンプイン(栗橋)
矢部『南条ちゃん最高でやんすー!』
オレ達2人はテレビの歌番組を見ていた。
今、歌っている彼女は前に《ホーミング娘。》というグループの一員で、今はソロで活動している。
栗橋『結構きわどい衣装だね』
矢部『まだ序の口でやんす。最新の写真集はもっと凄いでやんすよ!』
栗橋『そうなんだ?』
矢部『オイラ、お世話になりっぱなしでやんす』
栗橋『・・・』
そんな会話をしている内に、彼女の出番は終わってしまった。
栗橋『ところで矢部君、みずきさんにメールした?』
矢部『したでやんす。《オイラにメロメロでやんした》とメールしたでやんす』
栗橋『返事は?』
矢部『《くたばれ》と一言だけでやんした・・・』
矢部君の眼鏡が困った時の形になっている。
あの後オレ達は、なんとか萱島さんに話しかける事に成功した。
ツンケンされるような事もなく、無事に接触できた・・・とは思う。
矢部『でもオイラにメロメロだったのは間違いないでやんす!』
栗橋『うーん・・・』
オレの時とは反応が違った。
少なくとも、何か意識していたのは間違いない。
栗橋『・・・実はどっかで会っていたとか?』
矢部『そうでやんす!きっと前世で運命的な出逢いをしていたでやんすよ!!』
栗橋『・・・』
話が飛躍し過ぎる。
どうやら変なスイッチを押してしまったようだ。
矢部『二人は愛しあっていたでやんすが、周囲がそれを許さず悲劇的な別れをしたでやんす・・・』
栗橋『・・・』
矢部『時空を超えて再び巡り逢った二人は、記憶を取り戻し今度こそ結ばれるでやんす!』
栗橋『おーい・・・』
自分の言った事に感動し、涙を流している。
おそらく、何かのアニメかゲームの受け売りだろう。
矢部『でもでやんす、新たな困難が二人を襲うのでやんす!』
栗橋『・・・』
しばらく終わりそうにないので、オレは今日の事を思い出してみた。
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オレ達2人はテレビの歌番組を見ていた。
今、歌っている彼女は前に《ホーミング娘。》というグループの一員で、今はソロで活動している。
栗橋『結構きわどい衣装だね』
矢部『まだ序の口でやんす。最新の写真集はもっと凄いでやんすよ!』
栗橋『そうなんだ?』
矢部『オイラ、お世話になりっぱなしでやんす』
栗橋『・・・』
そんな会話をしている内に、彼女の出番は終わってしまった。
栗橋『ところで矢部君、みずきさんにメールした?』
矢部『したでやんす。《オイラにメロメロでやんした》とメールしたでやんす』
栗橋『返事は?』
矢部『《くたばれ》と一言だけでやんした・・・』
矢部君の眼鏡が困った時の形になっている。
あの後オレ達は、なんとか萱島さんに話しかける事に成功した。
ツンケンされるような事もなく、無事に接触できた・・・とは思う。
矢部『でもオイラにメロメロだったのは間違いないでやんす!』
栗橋『うーん・・・』
オレの時とは反応が違った。
少なくとも、何か意識していたのは間違いない。
栗橋『・・・実はどっかで会っていたとか?』
矢部『そうでやんす!きっと前世で運命的な出逢いをしていたでやんすよ!!』
栗橋『・・・』
話が飛躍し過ぎる。
どうやら変なスイッチを押してしまったようだ。
矢部『二人は愛しあっていたでやんすが、周囲がそれを許さず悲劇的な別れをしたでやんす・・・』
栗橋『・・・』
矢部『時空を超えて再び巡り逢った二人は、記憶を取り戻し今度こそ結ばれるでやんす!』
栗橋『おーい・・・』
自分の言った事に感動し、涙を流している。
おそらく、何かのアニメかゲームの受け売りだろう。
矢部『でもでやんす、新たな困難が二人を襲うのでやんす!』
栗橋『・・・』
しばらく終わりそうにないので、オレは今日の事を思い出してみた。
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