ヒプマイ考察
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神宮寺寂雷の髪があんなに長いのはどうしてだろう。と考えるといくつかのそれっぽい案が出てくる。
・切る時間が無い(医療優先)
・精神力の現れ(髪の毛は魔力に通ずる的な説)
・メンタリスト的見地(相手に"この人は違う"という印象を与える)
・必要だったから
寂雷先生の髪がいつから長いのかは分からない。
軽くググると髪の毛は1年で12cm伸びるらしい。
神宮寺寂雷の髪の毛の長さは立ち絵から見て1mはあるだろうと思われ、つまり10年前後は伸ばし続けていることがわかる。
25歳前後。
「10年前の失踪」(コミカライズ乱数のセリフより)。その頃から髪を伸ばし始めた(既に伸びている分を差し引いても10年前後に含まれるとする)のだろう。
24までは殺し屋兼医者。
ところで、私は神宮寺寂雷ともあろう有名で高名な方(この医者にかかれば100%治る?)が、独歩のようなカウンセリングを受けられるとは到底思えない。
100%治せるのならどんな手術でもやってのけるようなイメージがある。
けれどそうではない。おそらくは銃弾を抜くだとかに近い外科手術をその場で行うことが出来たり、セカンドオピニオンの名師(人間の体のことならなんでもござれ)だったり(手術や確認は他に任せる)、最後の手段であるヒプノシスマイクを使用した治療を行っていたのではないか。……まるで仙人かなにかのようだ。
それでも24というのは若いが、その年齢になるまでに100%の殺し屋をしていたとすると、2、3年の稼業ではそんな噂は流れない。5年。そのくらいはやっていておかしくなさそうだ。
神宮寺寂雷は天才たらしめられるような英才教育を施され、人体や身のこなしを身に着けたうえで「失踪することが出来る年齢(現状に疑問を持つ能力の芽生え)」を得たのではないか。
あるいは、人工の2/3が失われた世界で自由を得たか。
(何事にも興味深いのは、そういう面からでもありそうだ。)
そんな環境にいれば、おそらく髪の毛などは邪魔になる。
週に一度くらいで切りそろえられていたら、「揺るがない自分を保つためにはどうすればいいのか」を苦痛を持って知っていることにもつながる。
あるいは、ポニーテールだった説も上げたい。人間が鉢巻をすればなぜ集中力が増すのかというと、人間が集中している時、頭蓋骨が引き締められた状態になるらしく、その状況を作り出すことが出来るらしいからだ。ただ常にそうだと疲れてポニーテールをやめた時の反動が大きいので髪を解いた今の神宮寺寂雷が出来ているとも考えられるし、もともとはポニーテールで無かったならばその精神力の鋭さは恐ろしい。
書いてはみたものの、ポニーテールで無かった説の方がしんどいのでそちらの方がいい。
ゆえに、TDD時代に乱数と接触するための臨機応変な姿勢に集中しなければならなかったのかもしれないと考えられるからだ。
最初に上げた4つの説の最後、・必要だったから というのは軍医時代のことを指す。
髪を切ることが過去を捨てることだとするなら、神宮寺寂雷の思想とは反すると考えられる。
疑問は思想に至るもので、その疑問というのは命に関することや自由や個性や、まとめて人間性。
自分の命を投げ打って患者に寄り添い、自分の髪を切ることも忘れていった。
変わる。変化する。それは真実。
女っ気の無い戦いの前線で、その髪の長さがどれほどの患者の心を支えただろう。
時には兵士たちに障らせただろう。
ここで「神宮寺寂雷の女性性」を考えると、ある商品が思い浮かぶ。
香水。オードトワレである。
どうして甘い香りをつけるのだろう?
神宮寺寂雷の後ろ姿は、一見して女性とは思えない高身長だ。
だからこそ彼が女役をやることは(他の人間がやるよりも)安全であり、手が届かなく、高圧的で、崇拝してしまうような雰囲気。
彼の髪の長さは実用的なものだった。そして35歳でラップバトルをしている今ではそれがブランドになっている。
その髪、揺るがない自我は、彼が揺るがない時期を知っているからであり、揺らいだ時期があったからこそであり、彼の性質を表しているのではないか。
神宮寺寂雷はきっと髪の毛に簡単に鋏を入れられる。しかし安易に入れてはならないことを彼は知っている筈だ。
それが彼の揺るがなさであり、過去への敬意であり、思想の現れであるからだと考察する。
(だから彼を女医でなくビジネス女医と呼びたい)