日向ごっこ
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「その水着似合ってる可愛い」
「え゛!? あ゛っえとっあ、ありがとうございます!! 由希君達がプレゼントしてくださったおかげで……」
「トールはいつもかわいいの」
「ね。かわいいの」
あせあせしてる透ちゃんの顔は真っ赤だ。由希が言ったら口説いてるみたいに聞こえちゃうのがよくないね。
草摩の別荘についたのは夜遅く。そして朝から海でみんなで遊んでいる。夾は服着てるけど。
「由希くん私の水着はどうですかー?」
「うん似合ってるよ」
「棒読みやめろ」
「ナマエさんにぴったりの水着です! とっても可愛いです!」
「ナマエもかわいいの」
「透ちゃんと紅葉もありがとう」
「はいっ! でもここは本当に素敵な場所ですね……っ他の皆さんもいらっしゃれば……」
「あっまっかせていてーっ! ハリィとアヤとリッちゃんとキサとヒロとカグラにもここにおいでってお手紙出しておいたからーっ!」
「それってほぼ全員……というか兄さんにまで……?」
「うるさくなりそう」
「それってスゴイです……っ皆さん来て下さるといいですね。楽しみです……っ」
私と透ちゃんの言葉は真逆だった。だってメンバーが濃い。絶対うるさい。……ちょっと待って。はとりも呼んだって言った?
「紅葉さん」
「なーに?」
「私の水着姿へんじゃない?」
「? さっきも言ったよ! かわいい!」
紅葉先生の言葉なら大丈夫かな……? そう思いつつはとりに水着姿見られるかもしれないと思うとそわそわが止まらなかった。
****
由希が熱を出して寝込んだ。もともと頑丈なほうじゃないからはしゃぎすぎたね。まあ理由が健康的でよし。すぐ下がるでしょ。
「しししっかり少しも私気がつかず、ハシャいで海で由希君……っ」
「微熱だから心配ないよ……落ちついて」
「タオル代えてきてあげる」
「ナマエありがとう」
「ん。今日ゆっくりしたら明日また遊べるよ。透ちゃんは紅葉と何して遊ぶか決める係に任命します」
「は、はいっ! 責任重大です!」
「リョーカイ!」
「俺は?」
「春は賑やかし」
「一番向いてない……」
「限界を超えろ」
そう残してキッチンへ向かう。アイス枕とかあるよね多分。冷凍庫をみたらあったので包むようのタオルを取りに洗面所まで行く。するとそこで携帯が鳴った。ポケットから取り出して画面を開く。
《草摩はとり》
この世で一番安心する名前。大げさなんかじゃちっともない。顔がほころんで通話ボタンを押した。
「もしもし? はとり?」
『そっちはどうだ?』
「今日はみんなで海で遊んだよ。由希がちょっと寝込んでるけど微熱だからゆっくりさせてる」
『水分もちゃんととるように伝えてくれ』
「うん、わかった。はとりはどう?」
『……………』
「えっどうしたの」
『おまえがいないのが慣れない。まだ1日なのにな』
はとりは私を殺したいらしい。思わずその場にしゃがみこむ。携帯を持ってる逆の手の甲で頬を押さえる。熱くなってる。
「……私もはとりのこと考えてたよ」
『……そうか』
「はとりは、こっちにこれないよね?」
『慊人の体調がよくないからな』
「夏バテすごいからね慊人」
なら水着みてもらう機会はまた今度かな。ほっとしたような、寂しいような。
「お土産話いっぱい持って帰るね」
『ああ、待っている』
「…………はとり、好きだよ」
『!』
いい逃げして携帯を切った。恥ずかしい。恥ずかしい。言っちゃった。でも後悔はない。ふーっと息を吐いて立ち上がる。ばちり。そんな音が鳴って春と目が合った。
「……………」
「……………」
「………頭殴られて記憶喪失になってみない?」
「俺のほうが強いからムリだと思う。おめでとうナマエ」
「紅葉にも言ってないのに!!」
「長い片思いが報われて俺も嬉しい」
「春にもバレてたの!? 紫呉にいさんにもバレてたのに!! そしてありがとね!」
そんなナリして相変わらずいい子だなおまえは! と言うと春はゆったりと笑った。
「よかった、本当に。とり兄もよかった」
「?」
「ナマエといると元気がでるから。とり兄もナマエもお似合い」
「そこまで言われると照れるのでストップで」
「了解です。そして俺のヌード見たいのならそのままここにいてもいいけど」
「見なくていいから出て行きます」
「はい」
お風呂に入る春と分かれて廊下を歩く。
『とり兄もナマエもお似合い』
顔がにやつきそうになるのを押さえて由希達の元に戻った。
「え゛!? あ゛っえとっあ、ありがとうございます!! 由希君達がプレゼントしてくださったおかげで……」
「トールはいつもかわいいの」
「ね。かわいいの」
あせあせしてる透ちゃんの顔は真っ赤だ。由希が言ったら口説いてるみたいに聞こえちゃうのがよくないね。
草摩の別荘についたのは夜遅く。そして朝から海でみんなで遊んでいる。夾は服着てるけど。
「由希くん私の水着はどうですかー?」
「うん似合ってるよ」
「棒読みやめろ」
「ナマエさんにぴったりの水着です! とっても可愛いです!」
「ナマエもかわいいの」
「透ちゃんと紅葉もありがとう」
「はいっ! でもここは本当に素敵な場所ですね……っ他の皆さんもいらっしゃれば……」
「あっまっかせていてーっ! ハリィとアヤとリッちゃんとキサとヒロとカグラにもここにおいでってお手紙出しておいたからーっ!」
「それってほぼ全員……というか兄さんにまで……?」
「うるさくなりそう」
「それってスゴイです……っ皆さん来て下さるといいですね。楽しみです……っ」
私と透ちゃんの言葉は真逆だった。だってメンバーが濃い。絶対うるさい。……ちょっと待って。はとりも呼んだって言った?
「紅葉さん」
「なーに?」
「私の水着姿へんじゃない?」
「? さっきも言ったよ! かわいい!」
紅葉先生の言葉なら大丈夫かな……? そう思いつつはとりに水着姿見られるかもしれないと思うとそわそわが止まらなかった。
****
由希が熱を出して寝込んだ。もともと頑丈なほうじゃないからはしゃぎすぎたね。まあ理由が健康的でよし。すぐ下がるでしょ。
「しししっかり少しも私気がつかず、ハシャいで海で由希君……っ」
「微熱だから心配ないよ……落ちついて」
「タオル代えてきてあげる」
「ナマエありがとう」
「ん。今日ゆっくりしたら明日また遊べるよ。透ちゃんは紅葉と何して遊ぶか決める係に任命します」
「は、はいっ! 責任重大です!」
「リョーカイ!」
「俺は?」
「春は賑やかし」
「一番向いてない……」
「限界を超えろ」
そう残してキッチンへ向かう。アイス枕とかあるよね多分。冷凍庫をみたらあったので包むようのタオルを取りに洗面所まで行く。するとそこで携帯が鳴った。ポケットから取り出して画面を開く。
《草摩はとり》
この世で一番安心する名前。大げさなんかじゃちっともない。顔がほころんで通話ボタンを押した。
「もしもし? はとり?」
『そっちはどうだ?』
「今日はみんなで海で遊んだよ。由希がちょっと寝込んでるけど微熱だからゆっくりさせてる」
『水分もちゃんととるように伝えてくれ』
「うん、わかった。はとりはどう?」
『……………』
「えっどうしたの」
『おまえがいないのが慣れない。まだ1日なのにな』
はとりは私を殺したいらしい。思わずその場にしゃがみこむ。携帯を持ってる逆の手の甲で頬を押さえる。熱くなってる。
「……私もはとりのこと考えてたよ」
『……そうか』
「はとりは、こっちにこれないよね?」
『慊人の体調がよくないからな』
「夏バテすごいからね慊人」
なら水着みてもらう機会はまた今度かな。ほっとしたような、寂しいような。
「お土産話いっぱい持って帰るね」
『ああ、待っている』
「…………はとり、好きだよ」
『!』
いい逃げして携帯を切った。恥ずかしい。恥ずかしい。言っちゃった。でも後悔はない。ふーっと息を吐いて立ち上がる。ばちり。そんな音が鳴って春と目が合った。
「……………」
「……………」
「………頭殴られて記憶喪失になってみない?」
「俺のほうが強いからムリだと思う。おめでとうナマエ」
「紅葉にも言ってないのに!!」
「長い片思いが報われて俺も嬉しい」
「春にもバレてたの!? 紫呉にいさんにもバレてたのに!! そしてありがとね!」
そんなナリして相変わらずいい子だなおまえは! と言うと春はゆったりと笑った。
「よかった、本当に。とり兄もよかった」
「?」
「ナマエといると元気がでるから。とり兄もナマエもお似合い」
「そこまで言われると照れるのでストップで」
「了解です。そして俺のヌード見たいのならそのままここにいてもいいけど」
「見なくていいから出て行きます」
「はい」
お風呂に入る春と分かれて廊下を歩く。
『とり兄もナマエもお似合い』
顔がにやつきそうになるのを押さえて由希達の元に戻った。