少年漫画系
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幼なじみが急に反抗期になった。口も目つきも悪くなったし態度もでかいし舌打ちも止まらない。魂乗っ取られた? ってくらいに変わったのだ。いや、これ反抗期か? 今さらながら心配になる。なので突撃訪問してみた。
「帰れ」
「コミュニケーション忘れたの? 第一声がそれって」
「俺に関わるんじゃねぇ」
触れたら火傷するぜみたいなこというじゃん……と内心思うのだが、やっぱりこれは重傷だ。何か変化の兆しはないか部屋を見渡してみるといつも置いてあったトロフィーやメダルや写真立てがないことに気がついた。キレイに空間が空いている。
「凜、ここにあった写真立て達は?」
「あ? そんなもん必要ねぇよ」
「大事なものでしょ。大切にしてたくせに「お前には関係ねぇって言ってんだよ!!」はい?」
バン! と近くにあったものを蹴ったような音がした。凜はベッドに座って背中を向いている。こちらを向く気配はない。………。
「凜なにがあったの」
「うるせぇ黙れ」
「もう一回だけ聞くよ。なにがあったの」
「さっさと出ていけ」
はいはいそういう態度とるのね。だったらこっちにも考えがあるからね。
「凜、後悔するなよ」
「は、なにがだ」
「今から服脱ぐから」
「…………は?」
やっとこっち向いた。服脱ぐっていってこっち向くのスケベの素質あるなと思いつつコートを脱ぎセーターを脱ぐ。ヒートテック二枚着てたなそういえば。と思いつつ一枚目を脱ぐとやっと凜が動いた。
「おま、お前なにやってんだ!」
「凜が話さないから強行突破してる」
「強行突破にもほどがあんだろうがバカかてめぇは!」
「うるせー。そっちが話さないのが悪い。この下ブラだからね」
「!!?」
凜は不可解なものを見たみたいな顔をしてガバリと布団の中に入っていった。逃げやがったなこのやろう。
「別にいいけど隠れても脱ぐのやめないから。全裸になったら布団剥ぎ取ってやる」
「やめろ! 痴女!」
「布団の中に逃げた凜ちゃんになに言われても響きませーん。じゃあブラとるからね」
「絶対にとんな!!」
「じゃあ理由話して。勝手に距離取られて納得すると思わないで」
「…………」
「凜が私のこといらないって言っても意味ないよ。私は凜のこと必要なんだから。今さら縁が切れるなんて思ってるの勝手すぎるんだよ」
「……………」
「じゃあブラとったしスカートも脱ぐね」
「下着つけろバカ女!」
服着ろバカ女じゃないあたりやっぱりスケベの素質あるなと思った。
そして布団ごしに聞く冴との確執。あのブラコン冴がそんなことを言ったのかと思ったけど、大好きな冴にここまで言われないとこの凜の変化はさすがに説明がつかない。
「だから決めた。あいつのサッカーも人生もぐちゃぐちゃにしてやるって」
「そっか」
「………反対しねぇのかよ」
「そんなにお優しい幼なじみじゃないの知ってるでしょ。いいよやっちゃいなよ。冴の言い分ムカつくもん」
「……ぬるいんだよお前は」
「はー? 女が全裸になるなんて簡単に決意できると思ってるんですかー? 私の感情激重だからね。いっとくけど」
「お前服着ただろうな」
「確かめてみれば?」
「…………」
凜は地蔵のように布団の中から動こうとしなかった。疑い深い。ちゃんと着たよ。寒いし。
「凜。冴への感情が変わろうとサッカーしてる理由が変わろうと私と幼なじみなの変える必要ないんだからね。そもそも許さないし。何で冴のせいで私が無視されないといけないの。ムカつくー」
「……………」
「返事は?」
「……………チッ」
これはイエスの意味だろう。嫌なら嫌って言うしね。ちょっと生意気なのはいただけないけど名前ちゃんは心が広いから許してあげる。
「ああ、それともうひとつ」
「話が長げぇ」
「好きな男の子以外の前で裸になるほどお尻軽くないのでそこんとこよろしく」
そう言ったら数秒たって布団が吹っ飛んだ。イヤ、ほんとに。そしてそこから出てきた凜の耳は真っ赤になっていてとても満足した。
「帰れ」
「コミュニケーション忘れたの? 第一声がそれって」
「俺に関わるんじゃねぇ」
触れたら火傷するぜみたいなこというじゃん……と内心思うのだが、やっぱりこれは重傷だ。何か変化の兆しはないか部屋を見渡してみるといつも置いてあったトロフィーやメダルや写真立てがないことに気がついた。キレイに空間が空いている。
「凜、ここにあった写真立て達は?」
「あ? そんなもん必要ねぇよ」
「大事なものでしょ。大切にしてたくせに「お前には関係ねぇって言ってんだよ!!」はい?」
バン! と近くにあったものを蹴ったような音がした。凜はベッドに座って背中を向いている。こちらを向く気配はない。………。
「凜なにがあったの」
「うるせぇ黙れ」
「もう一回だけ聞くよ。なにがあったの」
「さっさと出ていけ」
はいはいそういう態度とるのね。だったらこっちにも考えがあるからね。
「凜、後悔するなよ」
「は、なにがだ」
「今から服脱ぐから」
「…………は?」
やっとこっち向いた。服脱ぐっていってこっち向くのスケベの素質あるなと思いつつコートを脱ぎセーターを脱ぐ。ヒートテック二枚着てたなそういえば。と思いつつ一枚目を脱ぐとやっと凜が動いた。
「おま、お前なにやってんだ!」
「凜が話さないから強行突破してる」
「強行突破にもほどがあんだろうがバカかてめぇは!」
「うるせー。そっちが話さないのが悪い。この下ブラだからね」
「!!?」
凜は不可解なものを見たみたいな顔をしてガバリと布団の中に入っていった。逃げやがったなこのやろう。
「別にいいけど隠れても脱ぐのやめないから。全裸になったら布団剥ぎ取ってやる」
「やめろ! 痴女!」
「布団の中に逃げた凜ちゃんになに言われても響きませーん。じゃあブラとるからね」
「絶対にとんな!!」
「じゃあ理由話して。勝手に距離取られて納得すると思わないで」
「…………」
「凜が私のこといらないって言っても意味ないよ。私は凜のこと必要なんだから。今さら縁が切れるなんて思ってるの勝手すぎるんだよ」
「……………」
「じゃあブラとったしスカートも脱ぐね」
「下着つけろバカ女!」
服着ろバカ女じゃないあたりやっぱりスケベの素質あるなと思った。
そして布団ごしに聞く冴との確執。あのブラコン冴がそんなことを言ったのかと思ったけど、大好きな冴にここまで言われないとこの凜の変化はさすがに説明がつかない。
「だから決めた。あいつのサッカーも人生もぐちゃぐちゃにしてやるって」
「そっか」
「………反対しねぇのかよ」
「そんなにお優しい幼なじみじゃないの知ってるでしょ。いいよやっちゃいなよ。冴の言い分ムカつくもん」
「……ぬるいんだよお前は」
「はー? 女が全裸になるなんて簡単に決意できると思ってるんですかー? 私の感情激重だからね。いっとくけど」
「お前服着ただろうな」
「確かめてみれば?」
「…………」
凜は地蔵のように布団の中から動こうとしなかった。疑い深い。ちゃんと着たよ。寒いし。
「凜。冴への感情が変わろうとサッカーしてる理由が変わろうと私と幼なじみなの変える必要ないんだからね。そもそも許さないし。何で冴のせいで私が無視されないといけないの。ムカつくー」
「……………」
「返事は?」
「……………チッ」
これはイエスの意味だろう。嫌なら嫌って言うしね。ちょっと生意気なのはいただけないけど名前ちゃんは心が広いから許してあげる。
「ああ、それともうひとつ」
「話が長げぇ」
「好きな男の子以外の前で裸になるほどお尻軽くないのでそこんとこよろしく」
そう言ったら数秒たって布団が吹っ飛んだ。イヤ、ほんとに。そしてそこから出てきた凜の耳は真っ赤になっていてとても満足した。