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・朝チュン注意
目が覚めると体全体が柔らかい圧迫感に包まれているのが分かった。霞む目をまばたきさせ、しばらく見えたのは、見慣れた女の顔。そして視線を下にやった風間は少し後悔した。肌色のそれがばっちり視界に入ってしまったからだ。昨夜、恋人同士の営みを行い、人並みにべたべたした後眠りについた。ほどよく距離感を保っていたはずだがいつの間にか風間は完全に名前の抱き枕となっていた。お互い裸で寝たため身に纏うものはなにもない。そして抱きしめるを超えて、もはやくっ付くレベルに密着した状態に色んな意味で溜め息が出た風間だった。
「おい……」
「んー……」
風間が声をかけるが唸るような声しか返ってこず、しかも心なしか先ほどより回された手に力を込めだした。そこで風間に焦りの色が見え始めた。
普段の言動からかあまり公言されたことはないが名前はスタイルが良かった。足は長く、出るとこは出て締まるところはしまっている。モデル体型とは言わない。鍛えているため筋肉もついている。それなのにやけに女性的な身体を持っていた。言ってしまえば胸が大きくさわり心地のいい身体だったのだ。もちろんそんな面で彼女とこういった関係になったのではないが、付き合うというのはその身体と色んな意味で向き合うということで。
「離れろ……」
唯一自由が利く右腕で彼女を押しやるが、身長差と寝ている人間の遠慮なき力強さにより離れることは無理だった。風間の声が心なしか弱々しかったのは言うまでもない。なんだかんだ言っても付き合っているのだ。嬉しくないわけがない。……が、やはりこのままじゃマズいという面もある。胸に当たるなんとも言えない二つの感触と足に回った太ももの感触が消えないのだ。首には白い両腕が回り、下手したら窒息しそうなくらい距離が近い。そしてなんと言ってもどちらも裸のままなのだ。風間はそれを考えないよう目を瞑り、息を吐いたが逆効果だった。生々しい感触が更に脳裏に植えつけられた。
「…………はぁ」
単純すぎる、と小さく呟いた風間。しかも相手はアホ面で寝ている。散々人を振り回してなんて女だと怒りさえ覚えた。そう思いつつも名前の今日の防衛任務のシフトを確認する辺り風間も勝手である。そして何もないと確認した風間は右手を名前の頭へと回し、小さく呼吸を続けていた口を塞いだ。若いから仕方ない、と心で言い訳をしながら。
目が覚めると体全体が柔らかい圧迫感に包まれているのが分かった。霞む目をまばたきさせ、しばらく見えたのは、見慣れた女の顔。そして視線を下にやった風間は少し後悔した。肌色のそれがばっちり視界に入ってしまったからだ。昨夜、恋人同士の営みを行い、人並みにべたべたした後眠りについた。ほどよく距離感を保っていたはずだがいつの間にか風間は完全に名前の抱き枕となっていた。お互い裸で寝たため身に纏うものはなにもない。そして抱きしめるを超えて、もはやくっ付くレベルに密着した状態に色んな意味で溜め息が出た風間だった。
「おい……」
「んー……」
風間が声をかけるが唸るような声しか返ってこず、しかも心なしか先ほどより回された手に力を込めだした。そこで風間に焦りの色が見え始めた。
普段の言動からかあまり公言されたことはないが名前はスタイルが良かった。足は長く、出るとこは出て締まるところはしまっている。モデル体型とは言わない。鍛えているため筋肉もついている。それなのにやけに女性的な身体を持っていた。言ってしまえば胸が大きくさわり心地のいい身体だったのだ。もちろんそんな面で彼女とこういった関係になったのではないが、付き合うというのはその身体と色んな意味で向き合うということで。
「離れろ……」
唯一自由が利く右腕で彼女を押しやるが、身長差と寝ている人間の遠慮なき力強さにより離れることは無理だった。風間の声が心なしか弱々しかったのは言うまでもない。なんだかんだ言っても付き合っているのだ。嬉しくないわけがない。……が、やはりこのままじゃマズいという面もある。胸に当たるなんとも言えない二つの感触と足に回った太ももの感触が消えないのだ。首には白い両腕が回り、下手したら窒息しそうなくらい距離が近い。そしてなんと言ってもどちらも裸のままなのだ。風間はそれを考えないよう目を瞑り、息を吐いたが逆効果だった。生々しい感触が更に脳裏に植えつけられた。
「…………はぁ」
単純すぎる、と小さく呟いた風間。しかも相手はアホ面で寝ている。散々人を振り回してなんて女だと怒りさえ覚えた。そう思いつつも名前の今日の防衛任務のシフトを確認する辺り風間も勝手である。そして何もないと確認した風間は右手を名前の頭へと回し、小さく呼吸を続けていた口を塞いだ。若いから仕方ない、と心で言い訳をしながら。