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「駿ちゃんはやんちゃ系ショタだよねぇやんちゃ系は年上に人気なんだよ知ってた? 私は少年系、やんちゃ系、男の娘系全部いけるから。少年系とやんちゃ系は区別が難しいって言うけどそんなことないよねーもちろんロリっ子系ショタもばっちこいだから! これはロリショタ系ていうんだよ。ロリショタコンと被るから少し名前変えてほしいよねぇまあ私はどっちも兼任してるからどうでもいいんだけどさぁそういうことで迅くんの名前使って駿ちゃんおびき寄せてよー。最近警戒されて逃げられるの」
「うん、逃げない人いないと思うしボーダー内で犯罪起こすのだけはやめてね」
「そこら辺のロリショタコンと一緒にしないで。バレないようにするよ」
「うん、なんでかなぁ更に不安になってきた」
失敬な、と嘆息する名前に「この人なんで防衛隊員なんてしてるんだ」と小さく突っ込む迅。名前は加害者と被害者に分けると完全に加害者側の人間である。こんな人間が世に放たれているなんて危ない時代になったなと迅は嘆いた。
「名前さんっていつからそんなことになったの」
失礼な物言いだが心からの本心だった。普通に見たらクールな面立ちの美人だ。それも新入隊員が入隊式のときにざわめくほどの。そして入隊して一週間ほどで本性を知って絶望するというのが一セットとなっている。魔の一週間と呼んだのは誰だったか。ちなみに名前は毎回入隊式に参加している。「なにをやっているんだおまえは」「好みのロリショタに目星をつけとくの。まあロリショタはいるだけで空気清浄機だけどね!」「人語を話せ馬鹿」「ちょ! まだチェック終わってないってば! 風間ー!!」そしてこのやりとりも恒例化している。入隊式に休みをとるくせに本部に来る名前。どこまでも歪みない。そして回収役の風間も自然とその日が休みにされるのは上からの嫌がらせだろう。
「えー……気づいたら好きだったからなぁ。覚えてない」
「(気づいたらこうだったのか……)」
それはそれで恐ろしい。彼女はいつから足を踏み外したのか。そしてそうなったときにいた周囲の人間に心から同情する。そう迅が言うと名前はムッとした表情を見せた。
「言っとくけどね、私はたまたま幼い女の子と男の子が好きなだけでね」
「柔らかく表現したのに危なく聞こえるんだけど」
「うるさい事実だから。好みが人と違うからってごちゃごちゃ言う人は本当に何かを好きになったことのない人なのよ。巨乳好き、枯れた人好き、チビ好き、そんなの人の勝手よ」
「おお……!」
凄くいいことを言っているように聞こえ、感動する迅。この人凄い人なのかもしれないとさえ思い始めていた。そのときだった。
「!! 駿ちゃーんッ!!!
お姉さんと遊ぼうーーー!!!」
「ぎゃあう!!!?」
突然席を立ち、一直線に走り出した名前。その方向には緑川の姿が。そして名前が来たのを察した緑川も聞いたことない声を上げて走り出した。一気に静かになったフロア。
「……………やっぱりあの人ただの変態だ」
良かった騙されなくて。
「うん、逃げない人いないと思うしボーダー内で犯罪起こすのだけはやめてね」
「そこら辺のロリショタコンと一緒にしないで。バレないようにするよ」
「うん、なんでかなぁ更に不安になってきた」
失敬な、と嘆息する名前に「この人なんで防衛隊員なんてしてるんだ」と小さく突っ込む迅。名前は加害者と被害者に分けると完全に加害者側の人間である。こんな人間が世に放たれているなんて危ない時代になったなと迅は嘆いた。
「名前さんっていつからそんなことになったの」
失礼な物言いだが心からの本心だった。普通に見たらクールな面立ちの美人だ。それも新入隊員が入隊式のときにざわめくほどの。そして入隊して一週間ほどで本性を知って絶望するというのが一セットとなっている。魔の一週間と呼んだのは誰だったか。ちなみに名前は毎回入隊式に参加している。「なにをやっているんだおまえは」「好みのロリショタに目星をつけとくの。まあロリショタはいるだけで空気清浄機だけどね!」「人語を話せ馬鹿」「ちょ! まだチェック終わってないってば! 風間ー!!」そしてこのやりとりも恒例化している。入隊式に休みをとるくせに本部に来る名前。どこまでも歪みない。そして回収役の風間も自然とその日が休みにされるのは上からの嫌がらせだろう。
「えー……気づいたら好きだったからなぁ。覚えてない」
「(気づいたらこうだったのか……)」
それはそれで恐ろしい。彼女はいつから足を踏み外したのか。そしてそうなったときにいた周囲の人間に心から同情する。そう迅が言うと名前はムッとした表情を見せた。
「言っとくけどね、私はたまたま幼い女の子と男の子が好きなだけでね」
「柔らかく表現したのに危なく聞こえるんだけど」
「うるさい事実だから。好みが人と違うからってごちゃごちゃ言う人は本当に何かを好きになったことのない人なのよ。巨乳好き、枯れた人好き、チビ好き、そんなの人の勝手よ」
「おお……!」
凄くいいことを言っているように聞こえ、感動する迅。この人凄い人なのかもしれないとさえ思い始めていた。そのときだった。
「!! 駿ちゃーんッ!!!
お姉さんと遊ぼうーーー!!!」
「ぎゃあう!!!?」
突然席を立ち、一直線に走り出した名前。その方向には緑川の姿が。そして名前が来たのを察した緑川も聞いたことない声を上げて走り出した。一気に静かになったフロア。
「……………やっぱりあの人ただの変態だ」
良かった騙されなくて。