本編
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烏丸にはすけべな雰囲気禁止令を出した。あの雰囲気の烏丸を相手にしてたら頭がおかしくなる。百歩譲って二人のときはいいけど周りにいたときにそれやると、格好の獲物になる。笑いとかファンクラブとか。そんなことを主張したら爆笑された。遺憾の意を表明する。
「二人のときはいいんすか」
「…………いいよぉ」
「今までになくか細い声なんですけど」
この質問には迷ったけどどうせ言うこときかないし。二人にならなければよいと少し小賢しい考えのもと、禁止令は発令された。
「あんまり他に可愛い顔見せたくないですしいいですよ。アピールはしてもいいんでしょ」
可愛い顔に突っ込んでいたために、禁止令が抜け穴だらけなことに気づくのは大分あとのことだった。すけべな雰囲気の定義とか出されたら私が何も言えないところとか。
「緊張するからとにかく態度に気をつけて」
「言い方可愛くないのに可愛いのやめませんか?」
「可愛いの価値暴落してない?」
烏丸が可愛い病にかかりました。誰かはやく治してください。いたたまれない。
****
「うわ、六点もとってるすご」
「新入りの実力からみて相応の結果だろう」
「隊長が今回空気でしたけどね」
風間隊がラウンジにいたので乱入してみかみかの隣でラザニアを食べてる最中。微妙に遅刻して玉狛の試合見れなかったけどなんかヒュースが大活躍だったらしい。1日でB級上がり、初めてのランク戦で大活躍して一気に注目株になってるなヒュース。そして修くんにチクリと刺すのを忘れない安定の菊地原。おまえ修くんのことお気に入りだな。どうでもよかったら話題にすら上げない性格だからな。
「…………? 山原さん、」
「なーに菊地原」
「玉狛の新入りの情報ってどこまで公表してるの?」
「ヒュース? スウェーデンかスイスかカナダ出身ってことくらい? あとクローニンの身内」
「…………」
なんだか深刻そうな顔をして歌川に耳打ちする菊地原。そして歌川はスマホをもって席を立って壁側まで行った。
「え、なになにどうしたの」
「C級が玉狛の新入りはネイバーなんじゃないかって話してる」
「ふぁあ!?」
菊地原が小声で教えてくれた内容にラザニア吹くかと思った。げほげほ咳をする私の背中をみかみかが撫でてくれる。いやし。じゃないどういうこと。
「さすがに漏らしたりしてないな山原」
「さすがに漏らしたりしないでしょ風間さん! それはせんて! 本当に!」
C級とはポジション決め とか付き合うけどわざわざヒュースの話題出すほど(ヒュースと)仲良くないし。むしろ嫌われてるからな。……愚痴とか言ってないよね? いや、大丈夫。愚痴いうくらいだったら本人に言ってる。よし、私 じゃない。あのネイバー野郎がよお! とか言ってない。絶対だ。
「えええ……話してるC級何者なの? あのとき見た子かな」
「分からんが早急に手を打つ必要はあるな。俺からも報告をいれておくが三雲がどうするか見物だな」
「風間さんって定期的に修くん試すのなんなん? 趣味?」
私が知ってるだけで三回目くらい。修くんが師匠枠増やしてるのこういう事のせいじゃない? 唯我まで師匠枠してるんだよ? 修くんに労りをあたえてくれ誰か。
「玉狛第二の遠征に影響が出ないといいですね」
「ね。試合残ってるしそのあとも試験あるし」
ただでさえ人格に問題あるんだから外部からの茶々はなしにしてほしい。こういうのの対応は根付さんだろう。日頃の恨みは一時休戦するから対策よろしくね。
とか思ってたらその日のうちに玉狛に呼ばれて要項書いた書類を見せられた。特に覚えておくようにと付箋されててやっぱり休戦はなしだと誓った。
「スウェーデン、スイス、カナダ……スイス! ……違ったカナダだった」
「どうしたのナマエさん」
「ヒュース出身国(仮)がいつも思い出せない」
「お願いします。覚えてください」
修くんが深刻な顔をしている。北半球だからよくねとか言えない雰囲気だ。
「クローニンのときもその三択で間違えてたけどナマエだしで終わってたから大丈夫よ、修」
小南からフォローが入るが、念のためとのこと。念のため、そういうの大事。よしまかせろ。食べ物と関連づけたら行ける。
カナダ、美味しいもので検索してるとメープルシロップが出てきた。国旗だもんね。よし、ヒュースはメープルシロップが好物ということにしておこう。
「今度美味しいメープルシロップ買ってくるね」
「あの、本当に覚えてくださいね……?」
まかせろ。修くん。食べ物は裏切らない。
「二人のときはいいんすか」
「…………いいよぉ」
「今までになくか細い声なんですけど」
この質問には迷ったけどどうせ言うこときかないし。二人にならなければよいと少し小賢しい考えのもと、禁止令は発令された。
「あんまり他に可愛い顔見せたくないですしいいですよ。アピールはしてもいいんでしょ」
可愛い顔に突っ込んでいたために、禁止令が抜け穴だらけなことに気づくのは大分あとのことだった。すけべな雰囲気の定義とか出されたら私が何も言えないところとか。
「緊張するからとにかく態度に気をつけて」
「言い方可愛くないのに可愛いのやめませんか?」
「可愛いの価値暴落してない?」
烏丸が可愛い病にかかりました。誰かはやく治してください。いたたまれない。
****
「うわ、六点もとってるすご」
「新入りの実力からみて相応の結果だろう」
「隊長が今回空気でしたけどね」
風間隊がラウンジにいたので乱入してみかみかの隣でラザニアを食べてる最中。微妙に遅刻して玉狛の試合見れなかったけどなんかヒュースが大活躍だったらしい。1日でB級上がり、初めてのランク戦で大活躍して一気に注目株になってるなヒュース。そして修くんにチクリと刺すのを忘れない安定の菊地原。おまえ修くんのことお気に入りだな。どうでもよかったら話題にすら上げない性格だからな。
「…………? 山原さん、」
「なーに菊地原」
「玉狛の新入りの情報ってどこまで公表してるの?」
「ヒュース? スウェーデンかスイスかカナダ出身ってことくらい? あとクローニンの身内」
「…………」
なんだか深刻そうな顔をして歌川に耳打ちする菊地原。そして歌川はスマホをもって席を立って壁側まで行った。
「え、なになにどうしたの」
「C級が玉狛の新入りはネイバーなんじゃないかって話してる」
「ふぁあ!?」
菊地原が小声で教えてくれた内容にラザニア吹くかと思った。げほげほ咳をする私の背中をみかみかが撫でてくれる。いやし。じゃないどういうこと。
「さすがに漏らしたりしてないな山原」
「さすがに漏らしたりしないでしょ風間さん! それはせんて! 本当に!」
C級とは
「えええ……話してるC級何者なの? あのとき見た子かな」
「分からんが早急に手を打つ必要はあるな。俺からも報告をいれておくが三雲がどうするか見物だな」
「風間さんって定期的に修くん試すのなんなん? 趣味?」
私が知ってるだけで三回目くらい。修くんが師匠枠増やしてるのこういう事のせいじゃない? 唯我まで師匠枠してるんだよ? 修くんに労りをあたえてくれ誰か。
「玉狛第二の遠征に影響が出ないといいですね」
「ね。試合残ってるしそのあとも試験あるし」
ただでさえ人格に問題あるんだから外部からの茶々はなしにしてほしい。こういうのの対応は根付さんだろう。日頃の恨みは一時休戦するから対策よろしくね。
とか思ってたらその日のうちに玉狛に呼ばれて要項書いた書類を見せられた。特に覚えておくようにと付箋されててやっぱり休戦はなしだと誓った。
「スウェーデン、スイス、カナダ……スイス! ……違ったカナダだった」
「どうしたのナマエさん」
「ヒュース出身国(仮)がいつも思い出せない」
「お願いします。覚えてください」
修くんが深刻な顔をしている。北半球だからよくねとか言えない雰囲気だ。
「クローニンのときもその三択で間違えてたけどナマエだしで終わってたから大丈夫よ、修」
小南からフォローが入るが、念のためとのこと。念のため、そういうの大事。よしまかせろ。食べ物と関連づけたら行ける。
カナダ、美味しいもので検索してるとメープルシロップが出てきた。国旗だもんね。よし、ヒュースはメープルシロップが好物ということにしておこう。
「今度美味しいメープルシロップ買ってくるね」
「あの、本当に覚えてくださいね……?」
まかせろ。修くん。食べ物は裏切らない。