本編
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朝っぱらからトトロを玉狛支部で見る。結局昨日は玉狛に泊まった。腫れた目を玉狛の人間に見られないように室内でサングラスをかけて出て行った迅は滑稽だった。
「ふむ、おれも会いたいなトトロ。どうやったら会えるんだナマエさん」
「それは私の子供時代からの課題だからね。そう簡単に会えたら苦労しない」
「大変なんだな」
うんうんと頷く遊真。ソファーに座ってト○ロを見ていたらいつの間にか隣に座っていた。「どちらさま?」「おれか? おれは空閑遊真だ」「おー君が噂のネイバー?」「そうだぞ。お姉さんはネイバー憎くないのか?」「ふつー。てか一緒にトトロみよ。部屋にいる筋肉がノリ悪くてさ」「いいよ」って感じで仲良くなった。トトロのよさが分かるとはなかなか見込みがあるやつだ。
迅に昨日の詫びで朝一で買ってこさせたケーキを遊真と半分こしあいながら食べていると相変わらずもさもさした髪の烏丸がやってきた。
「あれナマエさんいつ来たんすか」
「昨日の夜から泊まってるよー。ナマエさん、珈琲飲みますか?」
「栞ちゃん出来た子やわーいるー」
栞ちゃんが煎れてくれた珈琲を飲んでると烏丸が私と遊真が座ってるソファーに無理やり入ってきた。「おまえの席ねえから!」といじめっ子ぽく言うが「ナマエさんに頼みがあります」と普通にスルーされた。
「ナマエさんに会ってもらいたいやつがいるんですけど」
「あーなに彼女? 烏丸みたいなイケメンの彼女なんて面白くもなんともないから却下」
「……なんで彼女をナマエさんに見せないといけないんすか。そもそもいませんし」
「なんでちょっとムッとしてんの? てか、え、いないの……? え、ほんとに……?」
「どうせ嘘でしょみたいな顔でみるの止めてください」
だって出水みたいな雰囲気イケメンならともかく烏丸なら選びたい放題でしょ。そういうと「想像力豊かですね尊敬します」と棒読みで返ってきた。ボーダーの高校生で可愛げのあるやつはいないのか。
「会ってもらいたいのは俺の弟子です」
「弟子なんかとったの」
「はい。で、そいつがシューター希望なんで、」
「却下!!」
「話は最後まで聞かないといけないんだよナマエさん」
「聞く必要のない話は聞かなくていいんだよ遊真」
そうなのか、と納得したように頷く遊真。この子素直で可愛いな。
周りにいない癒やしキャラに和んで頭を撫でていると烏丸が「話聞いてください」と割り込んでくる。おまえは呼んでない。
「シューターもガンナーも変わんないって。トリオン込めて撃つ! はいおわり」
「全然違います」
「あーそれなら出水貸し出してあげるから。長期利用も可能にしとくから」
「出水先輩は天才肌なんで基礎も何もないときに教わるのは段階が早過ぎるんで。それと比べてナマエさんは極々普通のシューターなので最初に教わるにはいいかなと」
「一切誉めてないよね」
烏丸のもさっとした髪の毛を掴んでいうと「おはようございま……ええ!? か、烏丸先輩、」と背後から声が。
振り返ると眼鏡をかけた少年と遊真と並んだらいい勝負の小さな女の子がいた。だれ、と呟くと「修と千佳だぞ」と遊真が教えてくれた。うんだれ。
「玉狛の新人ちゃんたちですよーナマエさん」
「あ、遊真だけじゃないの」
「うん。おれたちチームなんだ」
どやっとした顔でそう話す遊真。可愛いけどネイバーがボーダーの戦闘部隊って凄いな、と今からながら思いつつ、修くん? と千佳ちゃん? に声をかける。
「はじめまして。本部所属の山原ナマエです」
「た、玉狛支部の三雲修です」
「雨取千佳です」
よろしくお願いします、と頭を下げる修くんと千佳ちゃん。この漂ういい子臭はなんだろう。いつから玉狛は癒やし要素が増えたんだ。
「修、前にいってたシューターの先輩だ」
「あ、例の……?」
「修くんの怪訝そうな顔はなんだ烏丸おまえ何吹き込んだ」
烏丸にチョークスリーパーをかけてると栞ちゃんから「千佳ちゃんが怯えてるのでやめてください」と言われたので腕を解く。千佳ちゃんに視線をやるとびくっ! とされた。お姉さん悲しい。
烏丸ァ……と睨んでいるとしれっとした顔で「じゃあ昼飯まで時間あるので訓練室行きましょう」と連れて行かれた。千佳ちゃんたちが来たのを察して降りてきたレイジさんに肩に荷物のように担がれて。千佳ちゃんはレイジさんの弟子らしい。この筋肉には気をつけてね千佳ちゃん。
「ふむ、おれも会いたいなトトロ。どうやったら会えるんだナマエさん」
「それは私の子供時代からの課題だからね。そう簡単に会えたら苦労しない」
「大変なんだな」
うんうんと頷く遊真。ソファーに座ってト○ロを見ていたらいつの間にか隣に座っていた。「どちらさま?」「おれか? おれは空閑遊真だ」「おー君が噂のネイバー?」「そうだぞ。お姉さんはネイバー憎くないのか?」「ふつー。てか一緒にトトロみよ。部屋にいる筋肉がノリ悪くてさ」「いいよ」って感じで仲良くなった。トトロのよさが分かるとはなかなか見込みがあるやつだ。
迅に昨日の詫びで朝一で買ってこさせたケーキを遊真と半分こしあいながら食べていると相変わらずもさもさした髪の烏丸がやってきた。
「あれナマエさんいつ来たんすか」
「昨日の夜から泊まってるよー。ナマエさん、珈琲飲みますか?」
「栞ちゃん出来た子やわーいるー」
栞ちゃんが煎れてくれた珈琲を飲んでると烏丸が私と遊真が座ってるソファーに無理やり入ってきた。「おまえの席ねえから!」といじめっ子ぽく言うが「ナマエさんに頼みがあります」と普通にスルーされた。
「ナマエさんに会ってもらいたいやつがいるんですけど」
「あーなに彼女? 烏丸みたいなイケメンの彼女なんて面白くもなんともないから却下」
「……なんで彼女をナマエさんに見せないといけないんすか。そもそもいませんし」
「なんでちょっとムッとしてんの? てか、え、いないの……? え、ほんとに……?」
「どうせ嘘でしょみたいな顔でみるの止めてください」
だって出水みたいな雰囲気イケメンならともかく烏丸なら選びたい放題でしょ。そういうと「想像力豊かですね尊敬します」と棒読みで返ってきた。ボーダーの高校生で可愛げのあるやつはいないのか。
「会ってもらいたいのは俺の弟子です」
「弟子なんかとったの」
「はい。で、そいつがシューター希望なんで、」
「却下!!」
「話は最後まで聞かないといけないんだよナマエさん」
「聞く必要のない話は聞かなくていいんだよ遊真」
そうなのか、と納得したように頷く遊真。この子素直で可愛いな。
周りにいない癒やしキャラに和んで頭を撫でていると烏丸が「話聞いてください」と割り込んでくる。おまえは呼んでない。
「シューターもガンナーも変わんないって。トリオン込めて撃つ! はいおわり」
「全然違います」
「あーそれなら出水貸し出してあげるから。長期利用も可能にしとくから」
「出水先輩は天才肌なんで基礎も何もないときに教わるのは段階が早過ぎるんで。それと比べてナマエさんは極々普通のシューターなので最初に教わるにはいいかなと」
「一切誉めてないよね」
烏丸のもさっとした髪の毛を掴んでいうと「おはようございま……ええ!? か、烏丸先輩、」と背後から声が。
振り返ると眼鏡をかけた少年と遊真と並んだらいい勝負の小さな女の子がいた。だれ、と呟くと「修と千佳だぞ」と遊真が教えてくれた。うんだれ。
「玉狛の新人ちゃんたちですよーナマエさん」
「あ、遊真だけじゃないの」
「うん。おれたちチームなんだ」
どやっとした顔でそう話す遊真。可愛いけどネイバーがボーダーの戦闘部隊って凄いな、と今からながら思いつつ、修くん? と千佳ちゃん? に声をかける。
「はじめまして。本部所属の山原ナマエです」
「た、玉狛支部の三雲修です」
「雨取千佳です」
よろしくお願いします、と頭を下げる修くんと千佳ちゃん。この漂ういい子臭はなんだろう。いつから玉狛は癒やし要素が増えたんだ。
「修、前にいってたシューターの先輩だ」
「あ、例の……?」
「修くんの怪訝そうな顔はなんだ烏丸おまえ何吹き込んだ」
烏丸にチョークスリーパーをかけてると栞ちゃんから「千佳ちゃんが怯えてるのでやめてください」と言われたので腕を解く。千佳ちゃんに視線をやるとびくっ! とされた。お姉さん悲しい。
烏丸ァ……と睨んでいるとしれっとした顔で「じゃあ昼飯まで時間あるので訓練室行きましょう」と連れて行かれた。千佳ちゃんたちが来たのを察して降りてきたレイジさんに肩に荷物のように担がれて。千佳ちゃんはレイジさんの弟子らしい。この筋肉には気をつけてね千佳ちゃん。