本編
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今度の遠征の選考会で運営側をやることに決まった。おもしろおかしくするよと一応言っておいたのだがあまり効果はなく、スルーされた。根がまじめなのばれてるわ。身からあふれ出てるからねまじめオーラが。
なにやらB級中位以上が一斉に試験するので防衛任務で臨時C級合同チームを作るらしい。そこに入ってほしいと忍田さんから頼まれた。あと風間さんがなにやらぼっちになるらしい。暇だったらコンビ組んで任務してあげると伝えておく。
風間さんとこの二人は遠征でてるのに何で試験に参加なのかな。運営側なのにそういうとこ知らないという。伝えられた可能性がなきにしもあらず。言われてないことにしよう。
「雷蔵さんも点数つける側なんだね」
「頼まれたからね」
雷蔵さんのラボで休憩中。ほんとは説明会の様子をA級と見てたんだけど、さあA級内で話し合いするぞとなった段階で見事にぼっちになったので抜けてきた。小南が拾ってくれそうだったけどA級審査だからね。B級がいるのはあれだなって思ったから抜けといた。ちゃんと空気よんだだけだからね。決してハブじゃない。
「赤吉さんたちも元気そうでなにより」
「ばう」「ぐばぁ」
ちっちゃくなってエネドラと一緒に映画をみるのがブームらしい。かわいい。絵がほのぼのしていいね。エネドラッドのゴキ感はちょっとあれだけど。もっと可愛くなりませんか。私の赤吉さんと黒山くんの絵面の邪魔になってますよ。なんかエネドラッドスペースできてるし。寛ぎすぎじゃないかこいつ。
「ナマエは遠征行き決まってるの?」
「忍田さんから声かかってるけど分かんない。部隊のバランスみて投入されるんじゃない」
遠征経験は胸を張っていいレベルだ。だてに古株隊員やってない。遠征挺が狭いのが難点だったんだけど千佳ちゃんのおかげで解消されたし。玉狛第二もきっと受かるだろうから道中の癒しは補給できる。不具合は一切ないといってもいい。
「二宮が選ばれたらちゃんと仲良くするんだよ」
「…………」
「返事」
「善処します」
遠征挺の中でのギスギスは迷惑なのはわかってる。分かってるけど善処しますしか言いようがない。一気にテンション下がってきた。もし被ったら視界に入れないで関わらないようにしよう。
「いい加減仲直りしたら? ナマエ懐いてたときあったでしょ」
「記憶にございません」
「ニノさんって言ってたよ」
「黒歴史公開やめてください」
そんな過去は捨てたのだ。
「二宮さんが悪い」
***
「げ、」
「げってなんだ漆間こらぁ」
ラボから出てとぼとぼ歩いていると漆間と遭遇した。
「山原さんはおまえ等審査する側だからな。言葉には気をつけろ」
「今は関係ないだろ」
「気分に左右されるタイプだから」
「審査に向いてねー」
「あ、遊真のことよろしくね」
「しかも話飛んでるし……遊真って?」
「空閑遊真。白頭の可愛いやつ。外国育ちだからフォローしろよ」
「あいつか、面倒だな……」
漆間は本当に面倒くさそうにしている。でもこいつはなんだかんだ言って年下は年下として扱うからたぶん大丈夫なはずだ。たぶん。同級生以上に相性が悪いのが難点。あと獲物横取り事件は本当に生意気。
そう考えたら遊真の班で一番大変そうなのは小夜子ちゃんかもしれない。かっきーのとこの虎太郎もしっかりしてるからな。小夜子ちゃん、ファイト。
「遊真は戦闘訓練は言うことなしだろうけどそれ以外は不慣れだから」
「それ以外って幅広すぎだろ。……まぁ頭の片隅にいれときます」
うむ。気怠げなのは目を瞑ろう。漆間はともかくとして遊真はなつっこいから問題なし。大抵の人類に適応できるのが遊真さんである。そう言えば遊真がこいつむりーってなってるの見たこと無いな。誰にでもニュートラルにできるのが遊真のいいところ。ヒュースもそこんとこ見習って欲しい。私と迅が地雷だからなあいつ。迅はともかく私はそんな言われるほど何かした記憶がない。こういうとこかもしれない。
「漆間にとって山原先輩はどういう存在ですか」
「一気にめんどくさそうな話題振ってくるな……」
「はい、漆間くん減点。まじめにやって」
「まじめにしようがないだろこの話題」
四六時中ふざけてる人みたいな言い方やめてほしい。
「……何考えてるか分からない先輩、とか」
「ミステリアスとな。それいい感じ。漆間くん加点」
「ミステリアスに謝れ」
「ミステリアスに謝れってなんだ」
やっぱり生意気ですよね漆間くんって。
なにやらB級中位以上が一斉に試験するので防衛任務で臨時C級合同チームを作るらしい。そこに入ってほしいと忍田さんから頼まれた。あと風間さんがなにやらぼっちになるらしい。暇だったらコンビ組んで任務してあげると伝えておく。
風間さんとこの二人は遠征でてるのに何で試験に参加なのかな。運営側なのにそういうとこ知らないという。伝えられた可能性がなきにしもあらず。言われてないことにしよう。
「雷蔵さんも点数つける側なんだね」
「頼まれたからね」
雷蔵さんのラボで休憩中。ほんとは説明会の様子をA級と見てたんだけど、さあA級内で話し合いするぞとなった段階で見事にぼっちになったので抜けてきた。小南が拾ってくれそうだったけどA級審査だからね。B級がいるのはあれだなって思ったから抜けといた。ちゃんと空気よんだだけだからね。決してハブじゃない。
「赤吉さんたちも元気そうでなにより」
「ばう」「ぐばぁ」
ちっちゃくなってエネドラと一緒に映画をみるのがブームらしい。かわいい。絵がほのぼのしていいね。エネドラッドのゴキ感はちょっとあれだけど。もっと可愛くなりませんか。私の赤吉さんと黒山くんの絵面の邪魔になってますよ。なんかエネドラッドスペースできてるし。寛ぎすぎじゃないかこいつ。
「ナマエは遠征行き決まってるの?」
「忍田さんから声かかってるけど分かんない。部隊のバランスみて投入されるんじゃない」
遠征経験は胸を張っていいレベルだ。だてに古株隊員やってない。遠征挺が狭いのが難点だったんだけど千佳ちゃんのおかげで解消されたし。玉狛第二もきっと受かるだろうから道中の癒しは補給できる。不具合は一切ないといってもいい。
「二宮が選ばれたらちゃんと仲良くするんだよ」
「…………」
「返事」
「善処します」
遠征挺の中でのギスギスは迷惑なのはわかってる。分かってるけど善処しますしか言いようがない。一気にテンション下がってきた。もし被ったら視界に入れないで関わらないようにしよう。
「いい加減仲直りしたら? ナマエ懐いてたときあったでしょ」
「記憶にございません」
「ニノさんって言ってたよ」
「黒歴史公開やめてください」
そんな過去は捨てたのだ。
「二宮さんが悪い」
***
「げ、」
「げってなんだ漆間こらぁ」
ラボから出てとぼとぼ歩いていると漆間と遭遇した。
「山原さんはおまえ等審査する側だからな。言葉には気をつけろ」
「今は関係ないだろ」
「気分に左右されるタイプだから」
「審査に向いてねー」
「あ、遊真のことよろしくね」
「しかも話飛んでるし……遊真って?」
「空閑遊真。白頭の可愛いやつ。外国育ちだからフォローしろよ」
「あいつか、面倒だな……」
漆間は本当に面倒くさそうにしている。でもこいつはなんだかんだ言って年下は年下として扱うからたぶん大丈夫なはずだ。たぶん。同級生以上に相性が悪いのが難点。あと獲物横取り事件は本当に生意気。
そう考えたら遊真の班で一番大変そうなのは小夜子ちゃんかもしれない。かっきーのとこの虎太郎もしっかりしてるからな。小夜子ちゃん、ファイト。
「遊真は戦闘訓練は言うことなしだろうけどそれ以外は不慣れだから」
「それ以外って幅広すぎだろ。……まぁ頭の片隅にいれときます」
うむ。気怠げなのは目を瞑ろう。漆間はともかくとして遊真はなつっこいから問題なし。大抵の人類に適応できるのが遊真さんである。そう言えば遊真がこいつむりーってなってるの見たこと無いな。誰にでもニュートラルにできるのが遊真のいいところ。ヒュースもそこんとこ見習って欲しい。私と迅が地雷だからなあいつ。迅はともかく私はそんな言われるほど何かした記憶がない。こういうとこかもしれない。
「漆間にとって山原先輩はどういう存在ですか」
「一気にめんどくさそうな話題振ってくるな……」
「はい、漆間くん減点。まじめにやって」
「まじめにしようがないだろこの話題」
四六時中ふざけてる人みたいな言い方やめてほしい。
「……何考えてるか分からない先輩、とか」
「ミステリアスとな。それいい感じ。漆間くん加点」
「ミステリアスに謝れ」
「ミステリアスに謝れってなんだ」
やっぱり生意気ですよね漆間くんって。