本編
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玉狛に遊びにきてたらスマホにアンケートが届いていた。一緒に行きたい人行きたくない人を答えなさいのやつ。ばれたら気まずくなるやつだ。たしか玉狛第一はいないんだよね。迅がこっちにいなきゃいけないから。あとは嵐山とかもいない。広報だからかな。生駒はいたからとりあえず生駒はいれた。あとは出水と柚宇ちゃんと太刀川さんに米屋にした。理由は一緒に遊んでくれるから。遠征挺で暇なのとき時間潰ししてくれる相手は大事なのだ。入れていない風間さんとか弓場とかも何だかんだいっておしゃべりしてくれるけどまあこれでいいだろう。
逆に一緒に行きたくない人はそれはもう2人しかいない。犬飼と二宮さん。理由は楽しく遊べないだ。もう想像するだけでだめだった。
「誰にしたんすか?」
スマホをみていたら頭をにゅっと差し込んできた烏丸。近いです。
「生駒と出水と柚宇ちゃんと太刀川さんに米屋」
「太刀川隊ばっかりすね」
「遊びに行く作戦室ナンバーワンの住人達だからね」
「俺が太刀川隊のままだったらその中にいれてくれましたか?」
「遊んでくれないからだめ」
「遊びますよ?」
そういって手を握って親指で撫でてくる烏丸。遊ぶの意味が違う。もっと健全なの持ってきて。
「これ出水にしてもいいなら選ぶけど」
「絶対駄目です」
自分でも自覚してるじゃんこの人。つまりわざと。知ってたけど。「したら怒りますからね」顔が怖いです烏丸さん。
「蓮と羽矢とのので女子会するんだけどさ、烏丸の相談してもいい?」
「別にいいですよ。月見さん辺りは俺の気持ち知ってるでしょうし」
「え、そうなの?」
「ナマエさんが鈍感で謝られたことありますから」
「蓮さん……」
烏丸の気持ちをバラすみたいで何だかなと思って聞いてみたらもっと気になることが返ってきた。蓮はどういう目線で謝ったのよ。今度聞こう。
「いっぱい俺の話してきてくださいね」
くそう。こいつ本当に余裕綽々だな。
どうにかして一矢報いたい。
****
「そういうわけで烏丸に一矢報いたいんだけどどうしたらいいと思う?」
「いやそうじゃねーだろ」
「烏丸くんってナマエのこと好きだったのね」
「あら、前から隠そうともしてなかったわよ」
ののに小突かれた。羽矢と蓮はのんびり話してる。場所は私の家だ。みんなまだお酒飲めないからジュース。ジュースで騒げるのは主に私とののだ。現におまえはなぁ! と声を張り上げてる。
「普通もっと照れとかなんかあんだろうが!」
「照れるよ? 照れるけどそれはそれとしてなんか悔しいじゃん! されっぱなし! ずっと負けっぱなし!」
「惚れたものの負けっていうじゃない。それだったら烏丸くんがずっと負けてるわ」
「羽矢その案採用ね。私勝ってた」
「この場合勝ち負けの問題かしら」
「というと蓮さん」
「ナマエだって烏丸くんのこと意識してるんでしょう?」
すごい図星を突きまくってくるこの人。蓮の言葉にすっと黙ると逆に羽矢達のエンジンがかかってきた。
「ナマエが恋愛事で照れてる!」
「おまえもそういう情緒あったんだな!」
「ふふっ面白くなってきたわね」
羽矢、のの、蓮。全員がニヤニヤしてる。お酒ないけど酒の肴になってる。こんなはずではなかった。
「みんな私の味方じゃないの……?」
「強いて言えば烏丸の味方だな。ずっとナマエのこと好きだったんだろ? 一途でいいじゃねえか」
「そうね。ナマエはどれだけ思われてるかちゃんと自覚したほうがいいわ」
「応援したくなるのは烏丸くんよ」
びっくりするくらい味方がいなかった。ここは烏丸くんの恋を応援しようの会だった……? か烏丸を呼ぶべきか……?
「なんだよぉ……相談できるのここか嵐山かかっきーか小南と栞ちゃんくらいなのにさあ」
「けっこういるわね」
「迅はどうしたんだよ」
「……迅に恋愛のどうこう知られるの恥ずかしいからなし」
「迅くんもあなたのそういう話聞きたくないでしょうしね」
想像するだけで気まずいわ。絶対話さないどこう。
それはそれとして味方になってもらえなくて何だか拗ねたくなってくる。けっ、となりながらポテチを摘まみ、ドリンクをぐっと飲む。
「拗ねないの」
「ふんだ」
チーム烏丸と呼んでやる。チーム烏丸は私の態度に呆れたようにため息をついている。やめて。なんかイヤだ。全面的に私の味方でいてほしい。
「どう思ってるの? 烏丸くんのこと」
「19才女子組の支持をかっぱらっていった泥棒野郎」
「真面目に」
「真面目に? …………むり。真面目にはむり」
「なんでだよ」
「真面目に考えたら恥ずかしくなる。頭の中に存在されたら落ち着かない」
今までのあれコレが頭に浮かびそうになり頭をぶんぶん振る。全部思い出したら恥ずかしくて家の中ぐるぐるしちゃいそうだ。絶対だめ。
「おまえ、それって……」
「待ってのの」
「あ? なんだよ蓮。……ああ?」
「え、何。なんでスマホみせてるの。私にも見せて」
「烏丸くんからよ。ナマエさんが自分から自覚するまで見守ってあげてほしいって」
「保護者かなにかですか??」
あいつなんなんだ。何目線よそれ。自覚ってなんだ。意味分からん。そんなことをグルグル考えてたら何だかなんか瞼が重くなってきた。夜勤明けが効いている。
「ひさびさの女子会……」
「眠いなら寝とけ。こっちは勝手に盛り上がっとく」
「それはそれで寂しい……」
「ほら、お布団入りなさい」
羽矢の言葉にゆるゆるベッドに近づいて中に入る。あ、ダメだ。秒で寝れる。
「あとで烏丸にかつ方法きくから考えといて……」
ぐう。
(なんで烏丸が特別って自覚がねーんだこいつは)
(明らかにそういう意識してるわよね)
(まあナマエだから)
((たしかに))
逆に一緒に行きたくない人はそれはもう2人しかいない。犬飼と二宮さん。理由は楽しく遊べないだ。もう想像するだけでだめだった。
「誰にしたんすか?」
スマホをみていたら頭をにゅっと差し込んできた烏丸。近いです。
「生駒と出水と柚宇ちゃんと太刀川さんに米屋」
「太刀川隊ばっかりすね」
「遊びに行く作戦室ナンバーワンの住人達だからね」
「俺が太刀川隊のままだったらその中にいれてくれましたか?」
「遊んでくれないからだめ」
「遊びますよ?」
そういって手を握って親指で撫でてくる烏丸。遊ぶの意味が違う。もっと健全なの持ってきて。
「これ出水にしてもいいなら選ぶけど」
「絶対駄目です」
自分でも自覚してるじゃんこの人。つまりわざと。知ってたけど。「したら怒りますからね」顔が怖いです烏丸さん。
「蓮と羽矢とのので女子会するんだけどさ、烏丸の相談してもいい?」
「別にいいですよ。月見さん辺りは俺の気持ち知ってるでしょうし」
「え、そうなの?」
「ナマエさんが鈍感で謝られたことありますから」
「蓮さん……」
烏丸の気持ちをバラすみたいで何だかなと思って聞いてみたらもっと気になることが返ってきた。蓮はどういう目線で謝ったのよ。今度聞こう。
「いっぱい俺の話してきてくださいね」
くそう。こいつ本当に余裕綽々だな。
どうにかして一矢報いたい。
****
「そういうわけで烏丸に一矢報いたいんだけどどうしたらいいと思う?」
「いやそうじゃねーだろ」
「烏丸くんってナマエのこと好きだったのね」
「あら、前から隠そうともしてなかったわよ」
ののに小突かれた。羽矢と蓮はのんびり話してる。場所は私の家だ。みんなまだお酒飲めないからジュース。ジュースで騒げるのは主に私とののだ。現におまえはなぁ! と声を張り上げてる。
「普通もっと照れとかなんかあんだろうが!」
「照れるよ? 照れるけどそれはそれとしてなんか悔しいじゃん! されっぱなし! ずっと負けっぱなし!」
「惚れたものの負けっていうじゃない。それだったら烏丸くんがずっと負けてるわ」
「羽矢その案採用ね。私勝ってた」
「この場合勝ち負けの問題かしら」
「というと蓮さん」
「ナマエだって烏丸くんのこと意識してるんでしょう?」
すごい図星を突きまくってくるこの人。蓮の言葉にすっと黙ると逆に羽矢達のエンジンがかかってきた。
「ナマエが恋愛事で照れてる!」
「おまえもそういう情緒あったんだな!」
「ふふっ面白くなってきたわね」
羽矢、のの、蓮。全員がニヤニヤしてる。お酒ないけど酒の肴になってる。こんなはずではなかった。
「みんな私の味方じゃないの……?」
「強いて言えば烏丸の味方だな。ずっとナマエのこと好きだったんだろ? 一途でいいじゃねえか」
「そうね。ナマエはどれだけ思われてるかちゃんと自覚したほうがいいわ」
「応援したくなるのは烏丸くんよ」
びっくりするくらい味方がいなかった。ここは烏丸くんの恋を応援しようの会だった……? か烏丸を呼ぶべきか……?
「なんだよぉ……相談できるのここか嵐山かかっきーか小南と栞ちゃんくらいなのにさあ」
「けっこういるわね」
「迅はどうしたんだよ」
「……迅に恋愛のどうこう知られるの恥ずかしいからなし」
「迅くんもあなたのそういう話聞きたくないでしょうしね」
想像するだけで気まずいわ。絶対話さないどこう。
それはそれとして味方になってもらえなくて何だか拗ねたくなってくる。けっ、となりながらポテチを摘まみ、ドリンクをぐっと飲む。
「拗ねないの」
「ふんだ」
チーム烏丸と呼んでやる。チーム烏丸は私の態度に呆れたようにため息をついている。やめて。なんかイヤだ。全面的に私の味方でいてほしい。
「どう思ってるの? 烏丸くんのこと」
「19才女子組の支持をかっぱらっていった泥棒野郎」
「真面目に」
「真面目に? …………むり。真面目にはむり」
「なんでだよ」
「真面目に考えたら恥ずかしくなる。頭の中に存在されたら落ち着かない」
今までのあれコレが頭に浮かびそうになり頭をぶんぶん振る。全部思い出したら恥ずかしくて家の中ぐるぐるしちゃいそうだ。絶対だめ。
「おまえ、それって……」
「待ってのの」
「あ? なんだよ蓮。……ああ?」
「え、何。なんでスマホみせてるの。私にも見せて」
「烏丸くんからよ。ナマエさんが自分から自覚するまで見守ってあげてほしいって」
「保護者かなにかですか??」
あいつなんなんだ。何目線よそれ。自覚ってなんだ。意味分からん。そんなことをグルグル考えてたら何だかなんか瞼が重くなってきた。夜勤明けが効いている。
「ひさびさの女子会……」
「眠いなら寝とけ。こっちは勝手に盛り上がっとく」
「それはそれで寂しい……」
「ほら、お布団入りなさい」
羽矢の言葉にゆるゆるベッドに近づいて中に入る。あ、ダメだ。秒で寝れる。
「あとで烏丸にかつ方法きくから考えといて……」
ぐう。
(なんで烏丸が特別って自覚がねーんだこいつは)
(明らかにそういう意識してるわよね)
(まあナマエだから)
((たしかに))