本編
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親代わりだった人に「お前は太く長く生きそうだ」と言われた私。
当時四歳とかそんなんだった。
そのときは意味を理解してなかったけど今なら分かる。あれ悪口だわ。
昔のなんとも言えない思い出を思い出しながら本部をふんふんふーんと自作の鼻歌を歌いながら歩く。
未だに迷いそうになるこの基地には道案内掲示板とか置くべきだと思う。そう思いながら角を曲がるとここにいるのは珍しいやつと会った。
「あっ」
「うわ、迅」
「うわって何よ」
「ごめん間違えた。うげ、迅だ」
「あんま変わんないし」
てか久しぶりに会うのにその反応? と文句言いたげな顔をする迅をスルーして持っていたぼんち揚げを拝借する。迅も分かってたのか取りやすいよう袋を向けてくれた。
サイドエフェクトって便利だなーと思いつつバリボリ食べる。うまい。
「そういえばさ」
「うん」
「おれがロリコンだって話が玉狛まで流れてんだけどナマエ知ってる?」
「………しらなーい」
「やっぱりお前が犯人か」
何言いふらかしてやがる、と頭に置いた手に力を込め始めた。顔は笑顔である。
「いや! あれは私だけじゃなくて諏訪さんとかも関わってるから!」
「諏訪さんも関わってんの……」
「うん。諏訪さんはショタコンだけど迅はロリコンだろって言う話を太刀川さんと話してたら広まった」
「同じ被害者だった」
ごめん諏訪さんと顔を手で覆って謝る迅に今のうちに逃げようと動くが逆の手で捕獲された。くそぅサイドエフェクトぉ……。
「火つけたんだから火消し役もやってよ」
「無理だよ。俗世に興味ない風間さんでさえ知ってるんだから」
「風間さんも!?」
「人間のクズめ、みたいな目してた」
「なんでそのときに否定しないの」
「ほんとですよね~って言っちゃったから」
「肯定すんな!!」
もうほんとやだこいつ……と弱ったようにボヤく迅。良いことあるよ、と肩を叩いたら手を払われた。こいつ情緒不安定なOLみたいだな。
だんだん関わるのがめんどくさくなって来たので「私がなんとかしてやるよ」と告げてその日は別れた。
後日、本部のアナウンスを借りて「諏訪さんと迅はノーマルだよ~ショタでもロリでもないよ~」と放送したら色んな方面から怒られた。風間さんは「放送を私物化するな」と怒られた。あの人やっぱりブレないな。
当時四歳とかそんなんだった。
そのときは意味を理解してなかったけど今なら分かる。あれ悪口だわ。
昔のなんとも言えない思い出を思い出しながら本部をふんふんふーんと自作の鼻歌を歌いながら歩く。
未だに迷いそうになるこの基地には道案内掲示板とか置くべきだと思う。そう思いながら角を曲がるとここにいるのは珍しいやつと会った。
「あっ」
「うわ、迅」
「うわって何よ」
「ごめん間違えた。うげ、迅だ」
「あんま変わんないし」
てか久しぶりに会うのにその反応? と文句言いたげな顔をする迅をスルーして持っていたぼんち揚げを拝借する。迅も分かってたのか取りやすいよう袋を向けてくれた。
サイドエフェクトって便利だなーと思いつつバリボリ食べる。うまい。
「そういえばさ」
「うん」
「おれがロリコンだって話が玉狛まで流れてんだけどナマエ知ってる?」
「………しらなーい」
「やっぱりお前が犯人か」
何言いふらかしてやがる、と頭に置いた手に力を込め始めた。顔は笑顔である。
「いや! あれは私だけじゃなくて諏訪さんとかも関わってるから!」
「諏訪さんも関わってんの……」
「うん。諏訪さんはショタコンだけど迅はロリコンだろって言う話を太刀川さんと話してたら広まった」
「同じ被害者だった」
ごめん諏訪さんと顔を手で覆って謝る迅に今のうちに逃げようと動くが逆の手で捕獲された。くそぅサイドエフェクトぉ……。
「火つけたんだから火消し役もやってよ」
「無理だよ。俗世に興味ない風間さんでさえ知ってるんだから」
「風間さんも!?」
「人間のクズめ、みたいな目してた」
「なんでそのときに否定しないの」
「ほんとですよね~って言っちゃったから」
「肯定すんな!!」
もうほんとやだこいつ……と弱ったようにボヤく迅。良いことあるよ、と肩を叩いたら手を払われた。こいつ情緒不安定なOLみたいだな。
だんだん関わるのがめんどくさくなって来たので「私がなんとかしてやるよ」と告げてその日は別れた。
後日、本部のアナウンスを借りて「諏訪さんと迅はノーマルだよ~ショタでもロリでもないよ~」と放送したら色んな方面から怒られた。風間さんは「放送を私物化するな」と怒られた。あの人やっぱりブレないな。