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高校入学式 前夜
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下の駐車場で挨拶のハグを2人と交わし、車でたどり着いた先は完全個室のお高めのレストランだった
3人ともプロヒーロー(と言ってもオールマイトとイレイザーは多分気づかれない)なので個室の方がいいという考えだろう
運ばれてくる料理はどれも美味しく怜奈の舌を喜ばせた。
美味しい美味しいとぱくぱくと食べ進めるとオールマイト達はこぞってこっそりとその姿をスマホへと収めていた
「怜奈、これも美味しいよ!」
「こっちも美味いぜ!」
「口の横にソースついてるぞ。拭いてやるからこっち向け」
まるで雛鳥。甲斐甲斐しく世話を焼かれる彼女はそれが嬉しいので笑顔でありがとう!と言えば彼らは胸を抑えて唸る
「「(天使ッッッッ)」」
コースも終盤になり、最後の料理の皿が下げられると相澤とマイクがどこからか袋を取り出した
明らかにプレゼント用に包装されたそれらに怜奈は首を傾げる
「怜奈ちゃーん!!俺からのプレゼントだぜぃ!」
「こっちは俺からのな」
「えっ」
プレゼントを渡された本人はなぜそれらを渡されたのかわからなかった
誕生日じゃないのに、とハテナを浮かべているとトントンと横から肩を叩かれる。
「パーパ?」
「怜奈、雄英入学おめでとう!」
「!!」
彼もどこから出したのか彼女の好きな桜の花束が視界いっぱいに咲いた
「HAHAHA!驚いたかい?お店の人に頼んで持っておいてもらったんだよ!」
「これは俺たちからの入学祝い!」
「頑張れよ、怜奈」
3人からのサプライズプレゼントで両手がいっぱいになる
と同時に幸せな感情が自分を埋めつくしていくのがわかった
それが伝わったのだろう、彼らの顔はこれ以上ないほどに穏やかだ
「私、いっぱい頑張るね!いつか3人の隣に立てるくらいに!」
プレゼントありがとう!
と満面の笑みを浮かべる彼女はこの上なく可愛い
「「「ありがとうございます」」」
「ほえ……?」
それぞれのプレゼントを自分の傍らに置くと、彼女はまたふにゃりと笑った。
「学校楽しみだなぁ」
「友達いっぱい出来るといいね!」
「うん!でもね、私、お兄ちゃん達といっぱい一緒に、パーパと家でも学校でも同じ場所にいれるのが1番嬉しい!」
ふにゃっと蕩けそうな笑顔で言った彼女に3人は今度こそ心臓が破裂しそうだったという
(oh......どうやったらあんな天使になるんすかオールマイト)
(Umm……いやもう怜奈は天使なんだよきっと。)
(ところがどっこい人間なんだなこれが)
(いやそんなこと言ってる場合ですかオールマイトさん。どうするんですかあんなに無防備で…………クラスはほとんど男なんですよ。)
((!!!!!))
(どどどどどどどどうしよう!!!)
(おいイレイザー!お前ちゃんと怜奈ちゃんみとけよ!?)
(当たり前だろうが)
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