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林間合宿
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昼食を食べ終わった後、怜奈はバスから生徒達の荷物を下ろしたり、"
あらかた準備が終わった後、そろそろかしらと先に玄関の方に移動するマンダレイ達に怜奈は帰ってきた彼らの為に用意していたスポーツドリンクと濡らして冷やしておいたタオルを準備する。
「洸汰ー、挨拶しなー!」
「手伝ってくれてありがとう洸汰くん。マンダレイさんも呼んでるし、先に行ってて?」
タオルを運んでくれた洸汰にそう言えば、彼は渋々マンダレイ達と共に玄関に向かう。
クーラーボックスにドリンクとタオルを入れ終わると"
玄関付近にクーラーボックスを置いて外に出ると、まさに満身創痍と言った感じで生徒達が立っているのだが、
何故か緑谷は股間を抑えそれを飯田が支え、洸汰に向かって何かを言っている。
エプロンで手についた水滴を拭いながらどうしたのかと声をかけようとすれば、洸汰がこちらに走りよってくるのでそのまま抱き上げる。
「洸汰くん?どうしたの?」
「…何でもない」
ぎゅうっとしがみついてくる洸汰に首を傾げながら背中を撫で彼らに視線を向けると、彼らはその状態に指をさして叫ぶ
「「「言ってることとやってることが違うぞ!!!」」」
「っのマセガキがァ!!」
「オイラも抱っこして」
「黙って峰田ちゃん」ビタァんッ
「???」
取り敢えずどういう状況かはわからないが何かあったのだろうと結論付けた後洸汰の頭を数回撫で、お皿を並べておいてほしいとお願いすると彼は素直に頷き中に入っていく。
「みんな、お疲れ様」
「うぅ、怜奈ちゃ〜ん…」
「疲れたよぉ〜」
「怜奈さん、サポートしていただきありがとうございました!」
「ほんとに、怜奈ちゃんのおかげでかなりスムーズに進めたよ…」
「助かったぜマジで!!」
「そんな、みんなの役に立ったみたいでよかった」
「彼女のサポートがなかったらもっとかかってたかもねー!」
ねこねこねこっと笑うピクシーボブに生徒達は静かに顔を青褪めさせる。
「部屋に荷物を運んだら、食堂にて夕食。その後、入浴で就寝だ。本格的なスタートは明日からだ。さァ、早くしろ。」
「あ、みんなの荷物はもう運んでおいたよ。ドリンクとタオル持ってきたから、良かったら使って?ご飯までまだ少し時間あるから」
「…怜奈、あんま甘やかすなよ」
「でも、みんな頑張ったんですから…ね?」
「まったく…程々にな」
はい、と笑顔でドリンクとタオルを手渡してくれる怜奈に生徒達はその背中に確かに後光がさしていたと後に語った
((((天使だああ!!!))))
(??)
(はよしろ)
───────
夕食を食べ終わり、男女がそれぞれ入浴をしていると、男湯では最早安定と言ってもいいが峰田の女湯を覗く気満々の姿勢に、飯田が湯をかき分けながら峰田に向かっていく。
「峰田くんやめたまえ!君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!」
「やかましいんスよ…」
飯田の言葉を、峰田はどこか悟りを開いたような穏やかな表情で一蹴すると再び語り出す。
「ほら、聞こえるだろぉ……女子の会話が……」
瞳孔を開きながら言う峰田と、同時に聞こえてくる女子の声とその内容に思わず男子の耳が音を拾い上げ、飯田の動きも止まる。
「露天風呂サイコー!」
「わ、怜奈ちゃん肌スベスベー!」
「あははっお茶子ちゃん擽ったいよ〜」
その頃、A組の女子達は体と頭を仲良く洗いあった後、広い露天風呂を満喫していた。
芦戸が両手を伸ばしながら感想をもらし、麗日は隣でお湯に浸かっている怜奈の白い背中を撫でると撫でられた本人はその擽ったさから笑い声をあげる。
身を捻じるたびに柔らかく揺れ動くそれに、耳郎は自身のそれを隠すかのように肩までお湯に浸かると、怜奈の胸元に視線を向けたまま呟く。
「てか怜奈ちゃんまじで肌白いよね…」
「ん?そうかな……」
「とても綺麗な肌で羨ましいですわ!スキンケアなどは何を使っていらっしゃるんですの?」
「あれって大人になってからじゃないと使えないんじゃ………」
「え?!じゃあなんも使ってないんだ!!」
「大人じゃなくても使っていいんだよ!」
「そうなんだ……今の保護者が男の人だから、そういうのもわかんなくって…」
「天然でこれか~!羨ましい!!」
「で、でもCMとかでそういうの見て、ちょっと憧れてるんだあ……」
「じゃあさ、今度一緒に買い物行く時に買っちゃおうよ!」
「私達で選んであげるよ!」
「いいの?やったあ」
「…おお、揺れる………何食べたらそんなに育つの……」
「?育つって…?」
「確認だーーー!!!」
「きゃっ?!や、んっ…!まって三奈ちゃん!だめっ」
「うわっ重い!すごい!!マシュマロみたいにふわふわ!」
「私も触るー!」
「ええっ?!あっ…もう!透ちゃんもやめてー!」
耳郎に対して怜奈が首を傾げると、芦戸は怜奈に飛びかかりそのまま胸を確認するように持ち上げた。
怜奈が突然の事態に静止をかけるが、その重みに感動するように芦戸が声を上げると葉隠も同じように向かってくるので、怜奈は何とか逃げようとお湯をかき分けていく。
そんな女湯の様子に聞き耳を立てている男湯では、怜奈の甘い声と状況を想像し思わず顔を真っ赤に染めあげて固まってしまう。
「こんな女子同士の…しかも神風の!!触り合い!!見ない方がおかしいだろ!!!」
峰田はヨダレを零しながらもぎっと自身の個性を手に取ると、凄まじい勢いで壁を登っていく。
「壁とは越える為にある!!"Plus Ultra"!!」
「速っ!!」
「校訓を汚すんじゃないよ!!」
「?隣から声が……」
「まさか峰田っ?」
その声に何とか芦戸達から逃げ切り体にタオルを巻いた怜奈が首を傾げながら反応し、ほかの女子達も壁を睨みつける。
「ヒーロー以前に、人のあれこれから学び直せ。」
「くそガキィィィィィ!!?」
が、辿り着く後一歩手前の所で相澤から言われマンダレイが頼み監視をしていた洸汰に、ドがつくほどの正論をキッパリと言われた峰田は壁から手を離され下へと落下していった。
「やっぱり峰田ちゃんサイテーね。」
「ありがと洸汰くーん!!」
「ありがとう洸汰く……っ!!」
彼の登場に蛙吹や芦戸が声を上げるが、その声に振り向いた洸汰は女子達の裸姿を目に映した瞬間バランスを崩し男湯の方へ体が落ちていく。
「!危な」
「"
が、怜奈が"
「あれ……?」
「その声は、みっちゃん?ごめんね、洸汰くんをお願い!」
「へっ?!あ、うぅ、うん!任せて!!」
向こうから聞こえてきた緑谷と思われる声に彼も支えようと手を伸ばしてくれたのだろうと思い声をかけると、吃りながらも承諾がかえってくる。
「怜奈ちゃん、もう大丈夫だよ!」
「ありがとう!」
緑谷が洸汰を受け取ったことを確認し"
「ナイス怜奈ちゃん!」
「ファインプレーですわ!」
「えへへ、間に合ってよかった…」
後ろを振り返れば女子達が親指を立てながら褒めてくれるのでいやーと照れながらほっと息を吐き出したその時
「やばいぞ神風!!こいつ頭から血流してる!!」
「!」
「早く来てくれ!!」
「わかった!」
「ちょっ!待って怜奈ちゃん!!」
「峰田の発言はあやし…」
峰田が叫びながら言った内容に耳郎達が止めにはいるも、それも虚しく怜奈は出血という言葉に"
「大丈夫洸汰く………あれ?」
が、そこに洸汰の姿はなく、男子達が唖然とこちらに視線を向けていた。
そういえばここ男湯…と理解する前に血飛沫があがった
「「「「ブフッ!!!」」」」
「ぇぇえ?!!」
ブシャアという効果音とともに鼻から血を吹き出す彼らに怜奈が驚きの声をあげるが、その中の一人である爆豪が鼻を抑えながらこちらを指さしてくる。
「なっ………んでお前はもっと良く考えねぇんだよ!!!」
「で、でも勝己くん、洸汰くんは…?」
「あいつならただ気絶しただけで緑谷がマンダレイの所に連れてった!それより早く戻るんだ怜奈!」
「「「「(死ぬ…視覚的に!!!)」」」」
今の怜奈の格好はタオル1枚という思春期真っ盛りである彼らを痛いほどに刺激してくるものだった。
桃色に染った頬に、濡れた身体にピッタリと張り付いたタオルは彼女のボディラインを赤裸々に明かしてしまっていて、そのわがままボディがガンガンと男性陣を視界的に殴りつけてくる
そんな彼らの心中を微塵も理解せず洸汰の居場所を聞く怜奈に轟も鼻を抑えながらこたえ、俺達がまだ抑えられるうちに!!と言ってくるのに、その台詞の意味がわからず 怜奈は疑問符を浮かべながらも、何も無いなら戻った方がいいかと後ろを振り返る、と
「キターーーーーー!!!神風の神わがままエロボディー!!!」
「み、峰田くんっ?!」
「オイラに天国をぉぉおおおおおおぉぉぉぉ!!!」
「ふざけんなこのクソモブがあああああ!!!」
BOOOOOOOOOOOON!!!!
「ぎぃやあああああああ!!」
壁に張り付いていた事の元凶である峰田が怜奈を血走った眼で見つめながら大量のヨダレを滴らせ飛びかかってきたが
彼女がここに来ることになってしまった原因を作った峰田を見て堪忍袋の緒がブツリと切れた爆豪は湯船から上がり怒りのまま爆破で加速するとその勢いのまま峰田の顔面を爆破した
「こいつの裸を見ていいのは俺だけなんだよ!!」
「鼻血垂らしながら何言ってんだよお前は!!俺もだけど!!」
「俺は将来堂々と見て見せる。だけど今はまだダメだ鼻血が止まらねえ」
「ほらもー!!轟まで変な事言い出したあ!!!」
「神風、あいつは俺らが食い止めるっ」
「峰田を止められなくて悪かった。今のうちに脱衣場へ!」
「う、うん!みんなごめんね」
再起不能になっている男子もいる中で顔を真っ赤に染めあげた常闇と障子が背を向けながら言ってくれた言葉に怜奈は彼らを心配しながらも頷き、脱衣場へ歩こうと足を進めた瞬間
ムニッ!!
「へっ?きゃっ?!」
「!?どうしたっ、グハッ!!!」
「あ"?ぶっ!!!?」
「いったた……これ、峰田くん、の?」
「なっ、待て!その体勢はダメだ怜奈!!」
「「「「(もう死んでもいいや)」」」」
「あ"あ"ーーーーー!!飯田と砂藤と口田と常闇と切島と尾白が倒れたああああああああああ!!!てか俺も倒れそう!!!ありがとうございます!!」
「上鳴お前鼻血腹まで垂れてんぞ!!!」
足をつけた先で何かを踏んだ怜奈はバランスを崩し思わず手をついたのだが、彼女の声に後ろを振り向いた彼らは再び鼻血を勢いよく吹き出した
コケた時に足が固定されているため両手をついたのだが、それにより尻を突き出すような感じになってしまっていて、タオルを巻いているといっても色々と見えてしまいそうなそれに何人かは意識を失ったようだ
取り敢えず座ってくれ…!!という声に怜奈は尻を地面につけるが、足の裏に張り付いてしまった峰田のもぎもぎは取れる気がしない
「早く脱衣場に…!」
「ご、ごめんね、そうしたいんだけど…峰田くんのもぎもぎが足にくっついちゃって……」
「何っ?!」
「いつの間に?!!」
「オイラの作戦勝ちだああああああ!!!」
どうやら彼は止められることを予想して脱衣場までの道にもぎもぎを置いていたらしい。
なんてゆう執念だと全員が驚いていると、爆豪の爆破から復活した峰田が更にもぎもぎを怜奈に投げようと襲いかかってくる
「さっ、せねぇ!!!」
「つめてええぇぇえええええ!!!」
それに鼻血を拭いながらもはや殺す勢いで轟が氷で峰田を凍らせ動きを完全に封じる
…が、控えめに言っても男湯の辺りは血の海と化していて、何故こんなにも彼らから鼻血が出ているかはわからないがこのままではみんなが出血多量で危ない、と怜奈は焦りついには"
ガラッ
「おい!お前ら何風呂で騒いで……………は?」
「「「「「…あ」」」」」
風呂場と脱衣場を繋ぐ扉が開けられ騒がしさを注意しに来た相澤が眉間に皺を寄せながらそう言ってくるが、彼は男湯に怜奈がいるということに目を見開かせ完全に言葉を失った
それに対して彼らも声を上げるが、この状況では言い訳も何もあったものでは無い。
「ふえ……消太先生…(みんなを)助けて…」
怜奈は相澤が来たことに安心して助けを求めるが…タオル一枚の身体、足に貼り付けられたもぎもぎと座り込む体制、(安心感から)潤んだ目元、血の海と化した風呂場…しかも彼女からの助けを求める声(言葉が足りない)
どこからどう見ても襲われているとしか思えない状況に相澤は数秒間固まった後、扉にかけた手からビシィッと音が鳴り、その音とともに勢いよく扉にヒビが入った。
「…怖かったな怜奈。でももう大丈夫だ…後始末は任せろ」
「し、消太先生………?後始末って?」
「………………まず、死にてぇ奴はどいつだ……?」
「「「「(あ、死んだ)」」」」
相澤は怜奈に脱衣場に置かれている大きなタオルを被せ優しく話しかけた後、背後に彼女を隠し改めて男子達に身体を向けるとぶわりと髪を逆立てさせた。
「楽には逝かせねえぞ……………」
捕縛武器を手に限界まで瞳孔を開き、恐ろしい表情を浮かべながら背後に阿修羅像を背負わせている相澤に、全員がその場で死を悟ったという
その後怜奈が慌てて事情を説明したためなんとか峰田以外の男子の誤解が解け、怜奈は相澤によって部屋まで運ばれ、峰田は相澤と1A女子達によって無事制裁をされた
(見たものは全部忘れろ、いいな…?)
((((い、イエッサ……))))
(峰田は後で殺………部屋に来い)
(ヒィッッ!!!?)
((((今殺すって言いかけたな?!))))
(ごめんね消太先生…)
(いいから、外せるか?"
(あ、取れた…)
(ほらおいで。部屋まで運んでやるから)
(うん………)
(峰田くんどうやって殺す…?)
(酸で溶かす)
(音で爆発させる)
(大気圏まで浮かせて落とす)
(水中で溺死させる)
(大砲とバズーカの同時打ちですわ)
(((生かしちゃおかねぇ)))