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個性把握テスト〜戦闘訓練
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全員揃い、いよいよ戦闘訓練の詳細が説明される。
「先生! ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
「いいや、もう2歩先に踏み込む。屋内での対人戦闘訓練さ! 敵(ヴィラン)退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。君らには''敵組''と''ヒーロー組''に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!」
「基礎訓練もなしに?」
「その基礎を知るための訓練さ」
蛙吹の質問にオールマイトが答えれば、他にも質問が飛ぶ
一旦それをやり過ごしてから、オールマイトはカンペを取り出した
(パーパ可愛い…)
《内容》
状況としては、「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて「ヒーロー」がそれを処理しようとしている
勝利条件は、ヒーロー の場合、制限時間内に 敵 を捕まえるか「核兵器の回収」、回収条件は本体にタッチする
敵 の場合、制限時間まで「核兵器」を守るか、ヒーロー を捕まえること
ちなみに、捕まえる定義は確保テープを巻きつければいいらしい
「コンビ及び対戦相手は、くじだ!」
全て読み終えてカンペをしまい、オールマイトがスッと差し出したのはくじが入ったボックス
「先生!!!このクラスは全員で21人!必然的に1人余ってしまいます!!!」
飯田天哉がビシィっと挙手をしながら言い放つ
「うん!だから1人はラッキーカードさ!何も書かれていない紙を引いた生徒は全ての対戦が終わったあと、好きな人と組んで対戦してもらうか、私と一対一でやりあうかだ!もちろんハンデをつけて手加減はするよ!」
それぞれがクジを引くと怜奈の紙は白紙だった
「さて、ラッキーカードを引いたのは誰かな?!」
「はいっ!」
「おっ!神風少女か!ならみんなの対戦が終わったあとで決めようか!」
オールマイトが心なしか嬉しそうに声高らかに言うのでこくこくと首を上下に振った
最初の対戦は、ヒーローが緑谷・麗日
敵が爆豪・飯田と、なかなかの波乱が起こった結果だった
緑谷が保健室行きになり、自分が治療をっと思ったがオールマイトにあとで行ってあげなさいと言われ渋々引き下がった
それからは何事もなく全ての対戦がおわり、残すは怜奈のみとなった。
「さぁ神風少女!どうする?誰かとチームを組むかい?」
「私、は……」
ぎゅっと両手を握りしめまっすぐに彼を見つめる
「先生と、1対1で、お願いします!」
高らかに言い放った台詞に
彼はフッと笑をこぼした
まるでそう来ると分かっていたかのように
「OK!!!じゃあ君がヒーローだ!5分後に待っているぞ!!」
オールマイトはそういうと扉から出ていき準備をしに行った
オールマイトがいなくなると生徒達は怜奈の周りに集まり、顔を不安げに染めていた
「まじかよ神風?!」
「ハンデの重りはつけるって言ってたけど……」
「オールマイトとタイマンかよ…!」
「ケロ…無理はしないでね怜奈ちゃん…」
「ありがとう、みんな」
女子達の手を解き真っ直ぐに扉へと向かい背後にいる彼らを振り返る
「Plus ultra!私もみんなみたいに頑張るね!」
ぐっと両手を握りしめ言い放つ彼女にクラスは頑張れっ!と彼女にエールを送る
クラスメイトからの声援を背にビルから出て合図を待つ
あと1分
カチリッ
「START!!!」
行くよ、パーパ