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個性把握テスト〜戦闘訓練
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個性把握テストその後
テストの全種目を終え、それぞれ更衣室に戻り着替えをすます
「流石ですわ怜奈さん!1位だなんて!私ももっと頑張らなければ…」
「百ちゃんも凄いねあの物を創造するの!みててワクワクしちゃった」
仲良くなった八百万と先程のテストについて話したのは少し前
着替えた後教室に戻ると学校からの プリントやらが机の上に配布されている
主にカリキュラムの書類等のようだ
数種類はあるであろうそれらを折れないようにファイルに挟んでいく
粗方しまうことが出来たその時、「ねぇ!」と横から声をかけられるのにそちらを振り向けばそこには1Aの女子達がいた
麗日お茶子はもう既に帰ったのだろうか、女子達の中にはいなかった
きょろきょろとあたりを見回し、その視線が自分に向いているのを確認するため「私…?」と自分を指させば「他にいないよ~!」と笑われた。
「さっきのテスト凄かったね!私、芦戸三奈!!」
「ほんとほんと、まじ上位互換って感じ?ウチは耳郎響香」
「空飛んだり、めちゃ速かったりね!私葉隠透!!」
「ケロ、蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。私思ってることは何でも言っちゃうんだけど、あなたの個性とっても気になるわ。 」
一気に話しかけられ思わず後ろに背を少し逸らした
1Aの女子は流石ヒーロー科の女子だけあってみんなパワフルだ
「皆さん!そんなに一斉に話しては怜奈さんがお困りになりますわ!」
「大丈夫だよ百ちゃん。私もみんなとお話してみたから嬉しい」
そう言って笑顔を浮かべれば何故か女子は自分の胸元を握りしめている
「(なぜ………??)」
「あっ!ズリーぞ芦戸!」
そう言ってこちらに来たのは切島鋭児郎、上鳴電気、瀬呂範太だ
ほかの2人もずるいずるいと言いながら円に加わった。その下には峰田もいたが「女子パラダイス!!!」と言っている…どういうことだろう
「俺は切島鋭児郎!さっきの神風まじ熱かったぜ!!!」
「俺は上鳴電気!ねっ怜奈ちゃんって呼んでいい?今度お茶しよーぜ!!」
「俺は瀬呂範太!よろしくな!」
「オイラは峰田実!なぁ神風……一回でいいから今度オイラと2人で出かけようぜ…………」
彼らの自己紹介によろしくねと笑顔で挨拶すると彼らはうっすらと頬を赤く染める
それに対し怜奈は今日暑いのかなぁと的はずれなことを思いながら首を傾げれば、ぎゅっと横からどこか焦った様子の八百万に抱きしめらる
「そ、そんなこと絶対ダメですわ!!」
「上鳴とお茶とかアウトだろ」
「まず峰田くんとは2人にさせないよね!」
「なんでだよォー!」
「いいじゃねぇか!!!オイラは!美少女と!エロいこと(ビタンッッ)ぶホッ!!!!!」
「サイテーよ峰田ちゃん」
八百万からのハグに嬉しくなった怜奈は正面から彼女に抱きつき直すとその他の女子が私も!と言うので結局女子全員とハグをした(ハグの後彼女らは幸せそうに顔を緩めていた)
「神風!!オイラにもハグを!!!パイ圧をくれ!!!!!」
「黙れ峰田」
「女子はいいよなぁ…」
「怜奈」
女子達ときゃっきゃと話していると斜め前から轟がカバンを持ってたっていた。声をかけたのは彼らしい
「途中まで一緒に帰るか?」
そう聞いてくれる彼に一瞬考えていると、さらにその奥から彼に向かってドスの効いた声がかけられた
「おいてめぇ、怜奈は俺と帰んだわ。どっか行けや半分野郎」
眉間にたっぷりとシワを集め轟を睨みつける彼の言葉と態度は本当にヒーロー志望か??と疑うものがある
だが話しかけられた当の本人はそんなことよりも怜奈が爆豪と一緒に帰るという部分にピクリと反応した
辺りに不穏な空気が漂うが、それをぶち壊すかのように話の中心である彼女は「勝己くん!」と彼の名前を呼びいそいそと帰る準備を整えている
それに対して爆豪は得意げに鼻をフッと鳴らし、轟はガンッと固まってしまう
「ごめんね焦ちゃん、今日は勝己くんと帰るね!」
「……………おう」
しゅんとなりながら轟が返事をすれば彼女はきゅっと轟の手を両手で握り「明日は一緒に帰ろうね?」と約束を取りつけた
「!…わかった」
「チッ……行くぞ怜奈」
「はーい、みんなバイバイ!」
「おー!」
「バイバイ怜奈ちゃん!」
みんなに手を振って別れを告げるとみんな手を振り返してくれた
廊下に出れば爆豪がちゃんと待っていてくれて、嬉しくなって小走りで駆け寄ればぐいと手を引かれる
手を繋ぐの久しぶりだねっとにこにこしながら言えば彼もまたフッと表情を緩めた
爆豪とはあれから学校近くのカフェへと移動し、連絡先を交換した(怜奈は使い方がいまいちよくわかっていないので爆豪にやってもらった)
話を2時間ほどして今度彼の家へとお邪魔することを約束し、爆豪と駅まで歩いて彼が改札をくぐるのを見届けてから今日のご飯はハンバーグしようと特売をしていたはずの牛肉を思い浮かべながら、足取り軽くスーパーへと向かった
(あ、怜奈ちゃんの個性なんなのか聞くの忘れてた)
(ほんとね)
(怜奈ちゃんの可愛さに気を取られてたね)
(また明日聞こーぜ!)