secret smell
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゾロがいなくなり再び2人になる。
「サンジ君、皆が来る所でああいうのは困るよ。」
「あァ、悪かった。」
髪を撫でられる。
そんなふうに優しくされたら
何でも許したくなってしまう。
「見られたら恥ずかしいでしょ?」
「おれは見られてもいい。
むしろミドリちゃんはおれのモノだと
見せびらかしたいくらいさ。」
「ダメダメ。」
サンジくんの冗談に笑って答える。
と、冗談のつもりではなかったのか
サンジくんは拗ねたようにタバコをふかしながら
甲板の方へと出ていった。
「これでも我慢してる方だと思うんだがな…
メシできたから、あいつら呼んでくるな。」
もしかして、怒らせてしまった?
いや、サンジくんが私に怒るなんて
想像できないけど…
でもきっと、傷付けてしまった。
サンジくんに、我慢させちゃってるんだ。
彼に触れられるのは全然嫌じゃない。
でもドキドキするし、緊張してしまうし
どうしても、恥ずかしくなってしまう。
どうしたら、大丈夫になるんだろう。
何をされても、皆の前でも
大丈夫になりたい。
もう少し時間が経てば、解決することなのかな?
恋愛初心者の私には
恋人という関係はとても難しい。
ーーーーーーー
食事を終えて、食器の片付けをする。
その横でサンジくんは明日の仕込みを始めていた。
仲間たちは皆、ダイニングで
食後のひとときを楽しんでいる。
「悪いな、ミドリちゃん。片付けまで。」
「いつも美味しいご飯ご馳走になってるから。
このくらいやらせて?」
笑顔で答えれば、彼も笑顔を返してくれる。
食事中もたくさん話しかけてくれたし
機嫌は治ったようだ。
「他に何か手伝うことある?」
「じゃあ野菜を取ってきてくれるか?」
「はーい。」
食料庫に入る。
頼まれた野菜を手に取っていると
サンジくんも後を追って入ってきた。
「まだ何か必要なものあった?」
聞きながら顔を上げると、視界が真っ暗になった。
また抱き締められている。
今度は正面から。