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「「「ロボット!?」」」
拾った女性についてチョッパーが皆に説明をすると、驚きの声があがった。
「でも、体の作りは細かいところまで人間そのもので……おれも驚いたよ」
「確かにそれならフランキーに任せるしかねェな」
「要はフランキーの女版てことだろ」
「……なんかイヤだな、それ」
「フランキーは元は人間だけど、あの子には心臓がなかった。全てが人の手によって造られたものってことだ」
「たとえロボットでも愛せるぞ、おれは」
「彼女、パンツは履いていますかね?」
「あんたたちは黙ってて」
「よォし!とにかく今、フランキーが直してんだな!」
面白そうだ!と言いながら立ち上がり、フランキーの元へ行こうとするルフィの手をチョッパーが掴む。
「だめだ!体は本物の人間と同じなんだ!だから、男はだめだ!」
「なんだよ!フランキーだって男だろ!」
「そうなんだけど、その前にロボだし、でも変態でもあって……あれ?じゃあ、だめか?」
「ナミと私なら問題ないわね」
「そうよね!行くわよ、ロビン!」
そう言うとナミは勢いよく立ち上がり、ロビンの腕を引いてフランキー工場へと向かった。
ーーーーーーーーーー
皆が「フランキー工場」と呼ぶここは、サニー号の地下にあるフランキーの兵器開発室。
その台の上に寝かされている彼女は何も身につけておらず、裸体に布が一枚かけられていた。
身につけていたワンピースは濡れていたため、壁にかけて干されている。
肩で切り揃えられた綺麗な黒髪。
まつ毛や眉毛も一本一本バランスよく生え揃っている。
肌のキメも細かく、荒れている箇所などひとつもない綺麗すぎるものだった。
そして胸の膨らみ。
ナミが興味本位で指を立ててツンツンすると、ぷるんと揺れる。ナミやロビンのものと比べて小ぶりではあるが、その感触は本物のそれと全く同じだった。
彼女は、どこからどう見ても”人間”。
「これがロボット?」
「あァ、すげェ技術のアンドロイドだ」
「アンドロイド?」
「要は″人間そっくりのロボット″っつーことよ。信じられねェほど精巧な造りだ」
言いながらフランキーは布を捲り上げて足元を覗き込む。
「ちょっと!そんなとこまでジロジロ見るんじゃないわよ!この変態!」
「そんなに褒めてくれるな。仕方ねェだろ。よく見ないことには直せねェ」
「でも本当、細部までよくできてるわ。これが誰かの手によって造られたものなんて」
「動くのかしら」
「さァな。まずは直せるかどうかだ。時間がかかりそうだが最善は尽くす。集中してェからお前ら外へ出てろ」
この日からフランキーはアンドロイドの彼女とともに工場にこもりきりになった。