エピローグ
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カラァー…ン!カラァー…ン!
スカイピアに大鐘楼の鐘の音が響く。
護衛隊の隊服を身につけたワイパーの隣に
純白のドレスをまとった花嫁の姿。
「ミドリ、すっごく綺麗ね。」
「ほんと。次また泣かせたら、ワイパーのヤツ、今度こそぶん殴ってやるわ。」
「きっともう大丈夫よ。」
「まさか本当に神の護衛隊のお嫁さんになれるなんて。」
「あの時見合い写真を送ったおれの手柄だな。」
「ふふふ、そうね。」
「ワイパーに先越されるなんてな。」
「見ろよ。ワイパーのヤツ、あの子の前だとあんな顔するんだな。」
「もう誰も”戦鬼”なんて呼べねェな。」
2人を見守る仲間たちに囲まれながら
永遠の愛を誓った口付けが交わされた。
ねぇ、ワイパーさん。
初めて交わし合った言葉を
あなたは覚えてる?
——ワイパーだ。
——ミドリです。
——おれの子どもを産め。
非常識なその発言に私はとても驚いたんだよ。
目つきも態度も悪くて
優しさなんて少しも見せてくれなくて
ただの怖い男の人だった。
でも、一緒にいるうちに
あなたが少しずつ
最愛の人へと変わっていった。
運命の相手だ…とか
赤い糸で結ばれている…とか
そんなロマンチックな言葉はいらない。
あなたなら
あなたとなら
約束できるから。
永遠に変わることのない、この愛を。
…fin.